自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

リーダーシップ

「メンバーが思うように結果を出してくれない」と嘆く前に

最近、改めて気付かされたことがあります。自分の怒りの奥にはいつも「不安」がある、ということに。 たとえば、「メンバーが思うように結果を出してくれない」という怒りが湧いてきたとする(これはフィクションです。うちのメンバーはしっかりと結果を出し…

リーダーや経営者の一番大事な仕事は、情熱を伝えて、自分と周囲の人たちの行動量を上げていくこと

ここ最近「ちょっと流れが悪いなぁ…」と、ずっとモヤモヤしていたのですが、今週はずっと関わりたかった地域での仕事を受託できたり、手仕事図鑑で働きたいという熱い人たちと出会えたり、Voicyのパーソナリティ審査に通ったりと、本当に嬉しい出来事が立て…

「浅漬け」から学んだこと

もう数年前のこと。一時期、浅漬けづくりにハマっていたことがありました。ただただ浅漬けが好きだというだけなのですが、たまたま入ったお店で素敵なデザインの浅漬け用ガラス容器が売られていたので、衝動買いしてしまったことがきっかけです。 味付けはと…

なぜあなたの上司や先輩は、仕事を任せるときに「答えを出してくれない」のか?

上司や先輩から仕事を任されたとき、「答えを教えてもらえるとき」と、「答えを教えて“もらえない”とき」があります。何が違うのでしょうか? 世の中にはさまざまなタイプの上司や先輩がいて、この問いに対する答えはひとりひとり違うので、どれもがひとつの…

最高のおばんざいと、最高のマネジメントの話 〜大学生の彼はきっと、その居酒屋でアルバイトした日々を、心から感謝する日が来る〜

たまたま見つけて入ってみた、滋賀県のある居酒屋。個人的にはこの表現が大嫌いなのですが…控えめに言って、最高でした(結局使っているわけですが…)。 何が最高かって、数種類のおばんざいが、どれもこれも最高に美味しいということ。絶対にリピート確実な…

仕事を困難にするための確実な方法は、ゴールをあいまいにすることだ

「仕事を困難にするための確実な方法は、ゴールをあいまいにすることだ」ここ最近、僕がメンバーに口酸っぱく言っていることが、今読んでいる『エフォートレス思考』という本にも書いてありました。 「ニッポン手仕事図鑑」という小さな会社の事業がそこそこ…

効率や生産性ばかりを考えて、自分や部下の「考える時間=成長する機会」を奪っていないか?

おそらく多くのリーダーが直面している問題だと思いますが、自分が1分考えて答えが出せることを、部下が1時間も考え“込んで”しまうことは多々あります。同じ結論、あるいはよりよい結論に至るならまだしも、1時間後に間違った方向に答えを出してしまうことも…

西野七瀬さんの宝物と、僕の小さな過ちと

僕はほぼ毎週『情熱大陸』を観ているのですが、先週は日曜日にもかかわらず、21時からはじまったオンラインミーティングが延びに延びて、残念ながら見逃してしまい…。そして基本「無料見逃し配信」では観ないのですが、先週の西野七瀬さんの放送は気になって…

キングコングの西野亮廣さんに学ぶ「リーダーが声に出すべき“メッセージ”」

『どんな傑作も、「つまらないものをつくってしまう可能性」の海に、えいやと飛び込むことからはじまる』これは、あのスラムダンクやバガボンドを描かれた井上雄彦さんの言葉。すべての創作活動において当てはまるフレーズだと、僕は思っています。 で、芸人…

「境界線」を曖昧にしていったほうが、面白い仕事ができる

僕が尊敬している人のひとり、スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫さん。著書も読みまくっていて、「60代になっても、こんなふうに楽しそうに仕事をしていたいなぁ」と、心から憧れている人です。 「境界線」を曖昧にしていったほうが、面白い仕事がで…

「◯◯すること」が最高のインプット術であり、スキルアップ術である

冒頭から強気な目線で書きますが、僕の成長するスピードは20代、30代のときよりも早くなっています。思い込んでいるだけという説も否定できませんが…自分自身がそう実感できているので、そういうことにして、話を進めていきます。 なぜ、成長するスピードが…

経営者としての僕が、“売上げ以外”に定めている目標

2015年1月に『ニッポン手仕事図鑑』を立ち上げ、そこから小さな芽を大事に育てて、2019年1月に『株式会社ニッポン手仕事図鑑』を設立しました。そう、これでも一応、“経営者”と呼ばれる立場で日々仕事をしています。ちなみに、一般的な経営者としての仕事は…

「仲間力」がある人とは、“送りバント”ができる人

今日の朝、新幹線の中で『ルフィの仲間力』という本を読んでいる人を見かけたので、「仲間力」というキーワードについて書いてみたいと思います。 「仲間力」という言葉自体は造語(…ですよね?)なので、解釈はひとりひとり違うと思いますが、僕は「仲間力…

リスクを恐れずチャレンジできる人の、“たったひとつ”の共通点

橋や岸壁から、数メートル下の川に飛び込む子どもたち。夏になると、テレビなどでもよく見かける光景です。 なぜ、子どもたちはポンポンと躊躇なく、川に飛び込むことができるのか?答えは簡単で、「1度、飛び込んだことがあるから」です。川に飛び込んだと…

「映画というのは、実は力のある脇役が主役なんだよ」と、あの巨匠は言った

数日前にも書いたのですが、ニッポン手仕事図鑑のプランナーチームは今、企画書作成ラッシュです。正直、担当しているメンバーが産みの苦しみを味わっているので、「もう少し妥協してもいいんじゃないか?」「手を差し伸べる部分を増やそうか?」と葛藤する…

ニッポン手仕事図鑑のプランナーチームはなぜ、“僕抜き”で「共有ミーティング」をやっているのか?

ニッポン手仕事図鑑のプランナーチームは、普段の仕事の中でいくつかの定例ミーティングを行っていますが、その中のひとつに「共有ミーティング」と呼ばれるものがあります。そしてそれは、“僕抜き”で行われていたりします。 僕は最近、行政や民間企業を問わ…

「当たり前」を、徹底的に共有することを“当たり前”に

たとえば。「産地の職人さんにとっては、1ヶ月で1000個売れるヒット商品があれば、嬉しいに決まっている!」という売り手側の“当たり前”。 それに対して、「いや、1ヶ月でそもそも1000個もつくれないし、ひとつのヒット商品をつくり続けると、他の商品がつく…

企画を考えるときに、“一旦”捨てたほうがいい思考

企画を考えるとき、「実現可能か?」「相手が求めているか?」という思考を、一旦“捨てる”ことを意識しています。あくまでも、“一旦”です。 なぜなら、その思考から入ってしまうと「企画への熱量が上がらない」からです。違う考え方を持っている人もいると思…

「チームのスピード」は、“渋滞の原理”に似ていたりする

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、知らない方のために書いておくと…。 高速道路での渋滞の原因のほとんどが、事故…ではなく、坂道やトンネルなどでドライバーがスピードを落としてしまい、その後ろを走る車のドライバーが近づきすぎると危ないのでブレ…

自分のプロジェクトを、「100%失敗“させる”」方法(のひとつ)

僕はこれまで、異なる企業でさまざまな「プロジェクト(=事業)」を立ち上げてきました。「成功」と呼んでもいいかな? と言えるものもあれば、当然「失敗」としか言えないものもあったりするわけですが、その中で難しいなぁと感じているのは、成功したプロ…

リーダーの仕事は、“1年後”のチャンスや売上げをつくること

「リーダーの仕事って、なんですか?」リーダーという役割を与えられている人にこんな質問を投げかけてみたら、おそらく十人十色の答えが戻ってくると思います。そう、答えはひとつでもなく、正解もないからこそ、リーダーというポジションでの仕事は難しい…

最強だった僕らのチームの「唯一の弱点」〜リーダーが部下から“奪ってはいけない”もの〜

自慢話で恐縮ですが…。僕は小学校の頃から野球をやっていて、それなりに結果を出して、それなりに注目される選手でした(それなりに、のレベルですが…)。 進学した神奈川県鎌倉市の中学校には近隣の6つの少年野球チーム(=3つの小学校)から選手たちが進学…

「負けるプロジェクト」は、ペースメーカーが“後方”にいる

今日は少々ドライな話になってしまうかもれしれませんが、つらつらと書き進めてみたいと思います…。 行政や民間企業を問わず、何かプロジェクトを動かそうとするとき、そこには当然「チーム」というものが生まれます。そして、チームで動く以上、そこにはメ…

強いチームの条件と、僕が一緒に働く仲間に求めること

たとえば、目の前に“重い石”があったとします。その石を持ち上げようとしたとき、自分ひとりでその石を持ち上げる気持ちがなかったら、ふたりでも、チームであったとしても、石を持ち上げることはできません。これは「石」を「夢」「目標」「使命」などと置…

メンバーの「沸点」を理解できるリーダーこそが、これからの時代のリーダーである

今、ある企業と新しいプロジェクトを進めています(注:特定されないレベルで脚色しながら書き進めていきます…)。もちろん、プロジェクトそのものは楽しみでしかないのですが、ただとても残念に思うのが、本当に小さな理由でリリースの時期がズレてはまたズ…

小さくはじめるプロジェクトのリーダーが、何よりも大事にするべきこと

手前味噌な話になりますが、僕が2015年に立ち上げた『ニッポン手仕事図鑑』には今、さまざまな企業からさまざまなオファーがあります。もちろん、すべてを前に進めることはできないのですが、「えっ…この気企業が?」と驚く話も舞い込んできます。 たった5人…

自分を鮮やかに生きていない人間が、人を鮮やかにはできない

「自分を鮮やかに生きていない人間が、人を鮮やかには絶対しません。現代人の多くは“紛れもない私”を生きていない。人に見せる自分ですよ」 この言葉は日本BE研究所の所長である、行徳鉄男さんという方の言葉だそうです。お恥ずかしながら、日本BE研究所とい…

リーダーは、「成功」と「成長」の間で悩む

リーダーと呼ばれるポジションにいる人であれば、きっと誰もが1度は、抱えたことのある悩み。 「メンバーに指示を出すとき、どこまで具体的に、事細かく伝える(=教える)か?」 今、ニッポン手仕事図鑑には10名の学生インターンがいて、「5つのチーム(複…

すべてのプロジェクトは、「お米」である

ざっくりと書くと、お米は3月くらいから1ヶ月程度の時間をかけて苗を育て、その後、4月から5月にかけて田んぼの土を砕いて土の性質をよくしたあと、田植えを行います。そして、水を管理し、肥料を与えながら大事に育て、9月から10月になったらようやく収穫が…

リーダーになれる人とは「リーダーの右腕になれる人」

リーダーになれる人とは? と問われたら、もちろん答えはひとつではありませんが、僕は「リーダーの右腕になれる人」と答えることがあります。 どういうことか?今の時代のリーダーとは、そしてコロナ禍に求められ、必要とされるリーダーとは、常に状況の変…