自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

子どもたちの未来

小学生の95%は、書道の授業で「石の硯」を使っていない

ご存知でしょうか?全国に87万人いる新小学校3年生のうち、石の硯を使っているのは、たったの5%です。残りの95%は、「硯」と“呼んでいる”プラスチック容器に墨汁を入れて使っています。ちなみに墨汁すらも使わず、水と筆だけで書道の授業が行われている学校…

このままでは、日本の「い草」は消滅する

畳の原材料となっている『い草(漢字では「藺草」と書きます)』。ご存知のように、日本の住宅から和室が減っていることもあり、それに比例して、い草の農家さんの数も年々減少しています。 僕は1977年に生まれた43歳なのですが、その翌年の1978年が全国の「…

教育とは「教えること」ではなく、「利用してもらうこと」なのかもしれない

「着物の文化を子どもたちに届けたいなら、歴史や技術の素晴らしさを“教える”んじゃなく、まずは『着てもらう機会』をつくればいい」 昨日、伝統工芸関係のClubhouseのRoomに招かれ、さまざまな業種の職人さんのお話に耳を傾けていたら、ふと、ある職人さん…

今、学生のみんなに、一番伝えたいこと

昨日と今日、長野市で映像制作の講座を担当させていただきました。 \スキマ講座参加者募集開始/「動画で、写真で、SNSで、地域を発信できちゃう講座」開催決定☀️長野市にて開催9月〜12月に全6回通しor第1回参加者募集中!オンライン受講可能!定員15名先着…

「好きを仕事にする時代」は、もう終わっている?

『ユーチューバー』という職業が注目されはじめたとき、googleは「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーを打ち出し、その存在を世の中に認知させることに成功しました。そして、『ユーチューバー』という職業は、あっという間に市民権を得ました…

あなたが「手を挙げる」ことを、待っている人がいる

「バカにされたら嫌だな…」「お前なんて、ダメだよって言われたら…」 「やりたい!」「チャレンジしてみたい!」と思ったことがあっても、そんなふうに言われたら怖い…と、手を挙げられない人はたくさんいると思います。 世の中には、バカにしてくる人、否定…

未来を変えるのは、「考える」ことでなく、「行動する」こと

明日はいよいよ、鹿角市にある花輪高等学校での授業です。高校1年生に対して、「社会で求められることとはなにか?」「憧れの仕事に就くためにはどうしたらいいか?」「やりがい、生きがいとはなにか?」について、話をしてほしいというリクエストなので、僕…

「後継者」って、誰のことだろう? どういう意味だろう?

昨日と今日の2日間で開催した、ニッポン手仕事図鑑の「後継者育成インターンツアー」の第二弾が、無事に終了しました。昨日は長野県塩尻市で木曽漆器の工房をめぐり、今日は長野県松本市で松本民芸家具の工房を見学したあと、五常という地域にあるゲストハウ…

子どものための「情報発信講座」

「小学生の頃の“印象に残っている授業”はなんですか?」今日はそんな質問をいただいたので、ちょっと書いてみたいと思います。 確か社会科の授業だったと思うのですが、あるとき先生がこんなお題を出しました。 「自分が興味のある“モノ”をひとつ見つけて、…

『子どものためのニッポン手仕事図鑑』が、「北海道青少年のための200冊」に選定されました

昨日、静岡県掛川市での撮影中、軽い熱中症になってしまい、それでも何とかふらふらになりながらもオフィスに戻ってきたら…朗報が届いていました。 昨年の9月に出版をさせていただいた『子どものためのニッポン手仕事図鑑』が、なんと「北海道青少年のための…

夢はやっぱり、口に出しておいたほうがいい

鹿角市にある秋田県立十和田高校で、5月から年末まで、授業を担当させていただくことになりました。「ふるさと教育(かづの学)」という総合学習の枠で、わたしたちが新たに立ち上げる鹿角のローカルメディア『スコップ』の話を先生たちにさせていただいたと…

今、大学生たちに教えたい「続けること」の大切さ

大学生限定のオンラインサロン『ふたりごと文庫編集室』も、第一期生として募集していた定員を超えるメンバーが集まり、まだまだ暗中模索な感じではありますが、いろいろと動きはじめました。 そんなフレッシュかつ、エネルギッシュなコミュニティについて、…

「大学受験に失敗した」「辛い」と検索したあなたへ

受験シーズン到来です。これから笑顔になる人もいれば、悲しさや辛さをこらえる日々を過ごす人もいる。残酷までに、明暗が分かれる。 自分の話を書くと、高校3年生のときに大学受験し、全滅。そして、一浪して全滅。就職氷河期と呼ばれる時代に大学に行けず…

可愛い子には、旅をさせよ! を実行する親の価値

連日の「Think College」ネタで申し訳ありません…。「ふたりごと文庫」の大学生編集長が登壇したThink Collegeですが、実は受講者の中に、わざわざ仙台から来てくれた4人の高校1年生の男の子がいたのです。 学校の授業が終わったあと、すぐに新幹線に飛び乗…

なぜ、七宝焼職人の田村有紀さんを応援するのか?

愛知県あま市七宝町で1883年から続く窯元「田村七宝工芸」。その5代目である田村有紀さんのクラウドファンディングのお手伝いをすることになりました。 実はこのプロジェクト、FAAVOさんからご連絡をいただき、「応援したい職人さんがいるので、ぜひ力を貸し…

高校生が未来を切り拓いていくために、大人たちができること

昨日に続き、もう1度だけ講演の記事を。一昨日の「秋田県高等学校PTA連合会」での講演は、地元の3つの高校の生徒も聞きにくるとのことだったので、『高校生だからできる、小さな一歩の踏み出し方』というテーマで、私が考える「小さな一歩を踏み出していくた…

それは本当に、子どもたちの未来から奪っていいものか?

私個人の中では、かなり衝撃的なニュースが入ってきました…。小学校の学習指導要領の見直しで、これからの子どもたちは書道の時間、水とナイロン製の筆“だけ”で、字を書くことになるのだそうです。 信じられますか?これからの日本は、墨、硯、本当の筆、半…

新しいロボットをつくるより、ひとりの人間をつくることが大事

私が今、もっとも楽しいと言える仕事のひとつが、慶應丸の内シティキャンパスが主催する定例講演会『夕学五十講』を記録撮影するお仕事です。 現場のカメラマンたちにリアルタイムで指示を出していくのが仕事なのですが、その役割をしっかりと果たしつつ、ひ…

【拡散希望】子どもたちに、心躍る“社会科見学”を届けたい! 応援をお願いします!

今日は、いつもお読みいただいている皆さまに、大変厚かましいお願いを…。 昨日の夜、クラウドファンディングサイト「A-port」にて、ニッポン手仕事図鑑のプロジェクトがスタートしました。 日本が誇る技術を、50年後、100年後と残していくために。そして、…

100年先のこどもたちへ、何を残していけるだろう?

先日、人生ではじめて、一般社団法人の理事に就任させていただきました。団体名は、一般社団法人「100年先のこどもたちへ」。 100年先のこどもたちに何を残したいか? 何が残せるか? を考え、活動していく団体で、ニッポン手仕事図鑑の考えと共通する部分も…

就職浪人、就職留年が増加傾向にあるということへの違和感

今日の日本経済新聞に、『「売り手市場」なのに増える就職留年』というタイトルの記事が掲載されていました。読み進めていくと、内定を得ながら卒業せずに就活を続ける就職留年や就職浪人が増加傾向にあるとのことでした。 その理由は「内定先の会社とのミス…

危険な遊具は、撤去するべきか?

私たちが子供の頃に遊んでいた公園の遊具が、次々と撤去されているそうです。理由は、危ないから。小さな子どもがいる自分としては、大怪我につながる可能性のある遊具で遊ぶことに、怖さを感じることは確かにあります。怪我をする可能性があるなら、いっそ…

「バスケット選手にならなかったら、僕こういう仕事をやってみたい!」

このブログの問い合わせフォームから、とても素敵なメッセージが届きました。ご連絡をくれたのは、地域づくりのお仕事をされている方です。同じ想いを持っている方からご連絡をいただけるだけでも嬉しいのですが、『ニッポン手仕事図鑑』で紹介している「和…

「地元就職なら奨学金」は素晴らしいこと?

「地元就職なら奨学金」という見出しが、今日の日経新聞の一面にありました。政府が2015年度から地方に就職する大学生に対して、学費を支援する制度を始めるそうです。これ、本当に素晴らしいことでしょうか? いや、素晴らしいことでは、確かにあるのですが…