自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

リーダーになれる人とは「リーダーの右腕になれる人」

リーダーになれる人とは? と問われたら、もちろん答えはひとつではありませんが、僕は「リーダーの右腕になれる人」と答えることがあります。

 

どういうことか?
今の時代のリーダーとは、そしてコロナ禍に求められ、必要とされるリーダーとは、常に状況の変化を鋭く察知して、素早く軌道修正でき、意思決定したら即動ける人です。そう、時代は常に、そして想像を絶するスピードで変化するので、二転三転、朝令暮改は当たり前。逆に1ヶ月前に言ったことが少しも変化していなかったら、むしろ危ないくらいなのです…。

 

でも、そんな変化するリーダーに対して、周囲の人の受け取り方は異なり、それは大きくふたつに分かれます。

 

一方は「二転三転」「朝令暮改」するリーダーに不満を言う人。もう一方は、リーダーが「二転三転」「朝令暮改」している理由を、言われるまでもなく理解できる想像力を持っている人。もちろん、後者がリーダーの右腕になれる人であり、のちにリーダーになれる人です。ちなみに先に付け加えておくと、優柔不断で「二転三転」「朝令暮改」するリーダーでは話になりません。あくまでも明確な理由があり、信念と情熱を持って意思決定し、その上で変化するリーダーの話です。

 

では、“言われるまでもなく理解できる想像力”とは、具体的になにか?

 

僕は「リーダーの背後にいる、50人、100人を想像すること」だと思っています。

 

(優秀な)リーダーは何かを決断するとき、自分の背後にいる50人、100人のことを考え、一緒に仕事をする相手の背後にいる50人、100人のことも考え、決断する。そう、リーダーの右腕になれる人は、リーダーと同じように“背後にいる50人、100人”を想像できる人なのです。

 

リーダーが自分自身のためだけに出した決断と、自分の背後にいる50人、100人を考えた末に出した決断では、答えは当然違います。相手の背後にいる50人、100人がおぼろげに見えていたときと、はっきりと見えたときでも、出す決断は違う。

 

これはリーダーを見るときだけでなく、すべてのコミュニケーションにも言えること。その背後にいる50人、100人を想像することで、見えてくる景色があるのです。