日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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なぜあなたの上司や先輩は、仕事を任せるときに「答えを出してくれない」のか?

上司や先輩から仕事を任されたとき、「答えを教えてもらえるとき」と、「答えを教えて“もらえない”とき」があります。
何が違うのでしょうか?

 

世の中にはさまざまなタイプの上司や先輩がいて、この問いに対する答えはひとりひとり違うので、どれもがひとつの正解だと思いますし、僕が書くことがすべてでもなく、僕の考えを押し付けるわけではありません…という前置きをさせていただいたうえで、話を続けていきたいと思います。

 

さっそくですが、僕の答えは「自らで答えを出せるときは、教えない」です。

 

パッと答えが出せる簡単な仕事はもちろん、考えた結果、たとえ答えを間違う可能性がある仕事でも、“考えて考えて考え抜いて、正しい答えを自分で出せる仕事”のときも、答えを出しません。そう、「どうしていいかわからない…答えを教えてほしい…苦しい…」というときも、教えません。

 

それは、答えを出してしまうと、考える機会を奪うことになるからです。

 

考える機会を奪うのは、スキルアップの機会を奪うだけでなく、思考を停止させることになってしまう。人は思考停止状態に一度入ってしまうと、“考えているつもり”になるだけで、考えられない(実は考えていない)ようになってしまうのです。ここから抜け出すのはまあまあ難易度が高く、結構しんどい作業になるので、だから僕は自らで考えて答えを出せる仕事を任せるときは、どんなに苦しくても自らで答えを出してもらうように促すのです。

 

そしてもうひとつ書くと、「答えを教えてもらえるとき」は、自分に足りないスキルや知識に気付けるとき。なぜ上司や先輩は教えてくれたのか? そこに向き合ってみると、今の自分がやるべき勉強も見えてきたりする。あるいは、ただのスキル不足ではなく、絶対に答えを間違えられない状況であったり、自分が思っている以上に時間をロスできない状況という判断かもしれない。そこに気付けるだけでも、仕事の進め方もわかってきたりする。
そう、「答えを教えてもらえるとき」は、いろいろな気付きがあるのです。