自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「負けるプロジェクト」は、ペースメーカーが“後方”にいる

今日は少々ドライな話になってしまうかもれしれませんが、つらつらと書き進めてみたいと思います…。

 

行政や民間企業を問わず、何かプロジェクトを動かそうとするとき、そこには当然「チーム」というものが生まれます。そして、チームで動く以上、そこにはメンバーがいるわけですが、最近いろいろなプロジェクトに関わらせてもらう中で、考えさせられることが多々あり…。

 

何かというと、「ついてこられないメンバー」について、です。

 

チームで動いていると、実力が追いつかなかったり、モチベーションや情熱が低かったりするメンバーが当然含まれます。
そのとき、ほとんどのプロジェクトでは「ついてこられないメンバー」が“結果的に最優先になり”、実力が足りない部分を補おうとしたり、モチベーションを上げようとするのですが、当然、そのときには先を行っている(どんどん進んでいきたい)メンバーは足踏みをさせられることになるわけです。

 

残念ながら、その優しさの“ようなもの”を捨てることのできないプロジェクトやチームは、結果的に負けてしまう(上手くいかない)ことが多い…。

 

誰でもできるなら、関わるすべてのメンバーと進んでいきたいと思いますが(ちなみに、手仕事図鑑のメンバーは全員ついてきてくれています!)そこはある程度、冷静にジャッジをしていかないと…と、最近は強く思っていたりします。

 

とはいえ、ついてこられないからと言って、ただ切り捨てるのは違う。
何が足りないのかを伝え、その部分をどんな勉強やトレーニングで補えるのかを提示してあげること、一緒に考えてあげることも大事なコミュニケーション。そして、そのアウトプットが自分のためになったりもする。あとはその人の努力次第なので、そこは頑張ってもらうしかないわけですが、プロジェクトのペースメーカーはやはり、常に先を行く人。ついてこられないメンバーをペースメーカーにしてしまうプロジェクトやチームは、やっぱり結果を出せなかったりするのです。