「自分を鮮やかに生きていない人間が、人を鮮やかには絶対しません。現代人の多くは“紛れもない私”を生きていない。人に見せる自分ですよ」
この言葉は日本BE研究所の所長である、行徳鉄男さんという方の言葉だそうです。お恥ずかしながら、日本BE研究所という組織を知りませんでしたが、たまたま偶然、行徳さんの言葉を知る機会がありました。
これは僕も同じように思っていて、自分が楽しく仕事をしてないと、誰かを楽しく仕事ができるようにはしてあげられないし、自分がワクワクしながら企画書を書かないと、受け取った相手をワクワクさせることもできない。自分が(少しでも)かっこよく生きていないと、職人さんやメンバーたちをかっこよくしてあげることもできないし、自分がエネルギッシュでいないと、相手をエネルギッシュにもできない。
そう、すべては鏡のようなもの。
決して簡単なことではありませんし、むしろ、とても難しいことなのですが、誰かの「こうなりたい!」という思いに対して、少しでも背中を押したいと思うなら、まずは今の自分自身を見つめてみることが必要。僕はそう思うのです。
どうしても時間が必要となる技術や経験は、すぐにどうにかできるものではない。でも、姿勢や気持ちは、工夫(意識でなく、行動。ここは重要!)次第で変えることができる。僕は周囲の人がワクワクしたり、エネルギッシュになりたいと望むなら、少しでも力になりたい。だから、その前に「今の自分はどうだ?」と問いかけるのです。そして、ほとんどの場合、「まだまだだな…」という答えになるのですが、そこから一歩踏み出せばいいと、自分の背中を押すのです。