自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

経営者としての僕が、“売上げ以外”に定めている目標

2015年1月に『ニッポン手仕事図鑑』を立ち上げ、そこから小さな芽を大事に育てて、2019年1月に『株式会社ニッポン手仕事図鑑』を設立しました。そう、これでも一応、“経営者”と呼ばれる立場で日々仕事をしています。ちなみに、一般的な経営者としての仕事はほぼしていません…。

 

ただ、経営者の立場である以上、利益はとても大事な要素なので、そこはしっかりと見ています。メンバーのおかげで前期は利益が出せたので、今期も無理のない、でも“しっかりと投資できる”だけの利益(=新しい事業をはじめたり、自分たちのレベルアップをするためには欠かせない体力)を出せる売上げ目標を設定していますが、それと同等の、いや視点を変えるとそれ以上に大事な目標をふたつ、僕は設定をしています。

 

どんな目標か?
「お問い合わせの数」と「営業しないで受注した仕事の数」です。

 

「お問い合わせの数」を言い換えると、「人が集まってくる指数」です。
たとえば、今一緒に働いてくれている近藤くん、藤本さん、そしてインターン生たちも、ニッポン手仕事図鑑のお問い合わせフォームから連絡をくれて、一緒に働く仲間になりました。人が集まってくるかどうかは、ニッポン手仕事図鑑が成長していくための“目先の売上げ以上”に大事な指標だと僕は考えています。

 

そしてもうひとつの「営業しないで受注した仕事の数」を言い換えると、「提供できる価値の指数」です。
どんなに志や情熱があっても、しっかりとした価値を提供できなければ、一緒にプロジェクトをやりたい! と声をかけてきてくれる企業さんとはつながれません。このご時世だからこそ、そこは当然シビアです。この1年、いろいろな企業さんが声をかけてきてくれたのは、今のところ僕たちが価値を提供できているからだと思っています。だから、これからも価値を提供し続けていきたい。

 

売上げは大事です。継続的にビジネスを続け、そして仲間と楽しく、しっかりと価値を提供していくためには、なくてはならないものです。でも、売上げの数値だけでは測れないものがある。だからこそ、僕は売上げ以外にも重要な目標を掲げているのです。