自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

ブランディング

「信用されない人って、どんな特徴があると思いますか?」という質問に対する答え

先日20代のビジネスマンから、「周囲から信用されない人って、どんな特徴があると思いますか?」という質問をされました。そんな質問をされたとき、皆さんはどのような人を思い浮かべるでしょうか? すぐに言い訳をする人。人によって態度を変える人。陰口や…

プロの「すごい!」と、消費者の「ほしい!」は、ちょいちょいズレる

コンテストで受賞した優秀な作品が、必ずしも一般の消費者に評価されるわけではありません。むしろ、評価されないことも多かったりします。これは僕らが本業とする映像はもちろん、文章やデザイン、料理なども同じように評価が二分することがあります。 「あ…

1本の「クオリティ」より、80本の「場数」

年が明けて2022年を迎えたら、ニッポン手仕事図鑑は7歳になります。今日の本題からさっそく話が逸れますが、まるで人間のようなスピードで成長しているように感じます。子どもは小学校に入学すると一気に社会に出ていきますが、7歳になるニッポン手仕事図鑑…

40代になったら、自分のキャラや性格は変えられないから「磨いていく」と考えてみる

タイトルそのままで、それ以上でもそれ以下でもないのですが、44歳になった僕が40代になったばかりの頃に真剣に考え、いい意味で開き直って決めたこと。今日はそんなお話を。 30代はもちろん、40代にもなると「リーダーは」「管理職は」「40代は」という主語…

大きな成果は、いつも“複雑な手段”から生まれるわけではない

「同じ会社の同僚を見渡しても、SNSを眺めていても、自分の目に飛び込んでくるのは、大きな成果を上げている人ばかり…それに引き換え、自分は…」と、日々悩み、苦しい思いをしている人はきっと少なくないと思います。 今日は、ここで卑屈になることなく、腐…

「需要があるから動く」のではなく、「動くから需要が生まれる」

今日の朝、こんなツイートを見かけました。「需要があるなら、noteやブログで書こうかな」 正直、ツイッターをそこそこ見ていると、1日1回くらいは見かけそうなテンプレート的なフレーズです。今日もそのフレーズがタイムラインに流れてきたので、僕は思わず…

評価される企業や人物は、同じ業界のライバルたちへの「誠意」と「敬意」がある

新型コロナウイルスへの対応が上手くいかず、国民の政府に対する不満が日に日に大きくなった結果、菅政権は退陣に追い込まれました。確かに国民のひとりとして、「うーん…」と唸りたくなることもありましたが、個人的には突然現れた未知なる難敵に対してどう…

あなたにチャンスを与えてくれる人が、「何をやってきたか(経験や実績)の話」よりも聞きたいこと

新しいビジネスチャンスを掴むとき、あるいは自分自身を売り込むようなとき、多くの人は「何をやってきたか(経験や実績)」について話をしようとします。でも、聞きたいことはそこではなかったりする。 そう、「何をやってきたか(経験や実績)」は過去の話…

わからないことを、「わからない」と即答する信頼貯金

今日は終日、ほぼ絶え間なく打ち合わせが続いたのですが、そのいくつもの打ち合わせの中で幾度となく、「やっぱり、ここは大事だよなー」と思ったことを共有させていただきます。 それは、打ち合わせや商談中、相手から質問をされて、その場で答えられない状…

僕らの当たり前は、「日本最高峰から見た“驚き”だった」という話

僕らは今、日本を代表する大手企業のブランディング映像を制作しています。被写体は、日本の伝統工芸の職人さん。そして、そのお仕事を依頼してくれたのは、日本のクリエイティブの最高峰にいる企業…とだけ書いておきます。機密保持の問題もあり、詳しくは書…

お金(売上げ)をいただいて、自分たちの信用を落とし、未来の仕事を失う作業をしていないか?

一昨日、メンバー全員にチャットで共有したことを、自分自身にも言い聞かせる意味を込めて、改めて書いてみたいと思います(決して手抜きではありません…)。 ニッポン手仕事図鑑で何よりも大切にしているのは、「結果」です。その結果とは、お金を出してく…

価値とは「クオリティ」ではなく、「喜ぶ人の数」である

ニッポン手仕事図鑑の映像のクオリティに、自信があるからこそ言えることですが…。 映像の価値は「(作品としての)クオリティ」ではなく、「喜ぶ人の数」であると僕は考えています。極端な例を挙げますが、「世の中の評価は高いけど、職人さんがそれほど喜…

“ネット検索に依存する人”が増えてきた時代の「勝ちパターン」

「インターネット検索がスムーズになればなるほど、“情報を飲み込んだ気になる”人が増える。現地の(生の)情報を持っている人の数が減るので、生の情報を持っているだけで勝てる」 いつもvoicyで聴いている、キングコングの西野亮廣さんがある回の放送でお…

本来の目的を見失うと、誰かにとっては楽しい仕事でも、誰かが悲しい顔を浮かべる仕事になってしまう

新商品開発やプロダクトデザインにかかわるお仕事をしていると、結構な割合でこんな言葉が飛び交います。 「すでに世の中にあるものをつくっても意味がない。世の中にないものをつくろう」 本当にそうでしょうか?僕はないもの、あるものというのは、“どちら…

仕事の基礎体力は、「困難に向き合った時間」に生まれる

40代にもなると、同世代のビジネスマンたちの多くがいわゆる「リーダー」「マネージャー」というポジションに就きます。それらの方々とお話をしていると、ちょくちょく話題に上がってくるのが「伸びしろのある部下や後輩」について。それぞれで職種やスキル…

今の小さな仕事が、未来をつくる

今日、京都の帽子職人さんにお話をお伺いする機会があったのですが、そのひと言ひと言が心に刺さりまくり…。一部分だけ切り取るとなかなか伝わりづらいのですが、僕らが毎週配信している職人さん同士の対談番組『Bar KO-BO』で8月11日に配信されますので、詳…

「上質な半紙は、墨をよく『◯◯◯』」と、彼は言った

僕が友だちのようなお付き合いをさせていただいている、製硯師の青栁貴史さん。彼と待ち合わせをすると、必ずと言っていいほど待ち合わせの場所に先に到着して、本を読んでいます。スマホをいじっているなんてことはない。というか、スマホをいじっていると…

「納期を決めない」は、「信頼を失う」と同義である

「なる早で提出するようにします」「少しお時間をいただけると幸いです」 そんな感じでお客さま、クライアント、協業パートナーに納期を曖昧にしたまま、ビジネスを進めていないでしょうか?(ここから偉そうに書きますが、僕自身も曖昧なまま進めていること…

コピーライターは「広告業」でも「ライター業」でもなく、「サービス業」である

僕は「師匠」と呼ぶコピーライターのTさん(前々職の上司です)から、クリエイティブにおけるさまざまなことを教えていただきました。今も教訓として心に刻んでいる言葉が数多くあるのですが、その中のひとつを挙げてみると、『コピーライターは、「サービス…

自分の仕事をつくるときに大事なのは「How」よりも「◯◯」を大事にすること

「自分の仕事を、自分でつくる」そのために欠かせないのは、そう、営業活動です。 「営業は嫌だ! やりたくない! という人もいるけど、フリーランスのデザイナーだって、士業の人だって、自分が営業マンにならなければ、お仕事はつくれない」そんなふうに語…

「映像のクオリティ」とは、「映像のクオリティ」だけではない

今日の記事のタイトルを見て、「えっ? 日本語がおかしくない? なにかの間違い?」と思った人も多いと思います。でも、間違いではありません。今日のタイトルは『「映像のクオリティ」とは、「映像のクオリティ」だけではない』であっています。 僕らは先日…

なぜ、7年前の見積書と比べて、今の見積書は“1.3〜1.8倍”に値上がったのか?

僕は今の会社に入社するまで、(本格的な)映像制作の仕事をしたことがありませんでした。37歳からの初挑戦。映像とは何か? をひとつひとつ学び、少しずつ映像制作のお仕事をいただけるようになりました。もう7年も前の話です。 今日、ふと気づいたこと。 …

「ブランディング」とは、わかりやすく説明すると『◯◯を◯◯』ことである

「『ブランディング』とは何か? ひと言で説明してください」 そう言われたら、皆さんはどのように答えるでしょうか?「相手よりも良く見せる」というような、意外にふんわりした言葉で片付けてしまっている人も多いような気がします。事実、「ブランディン…

僕はこのあと「モレスキン」を買うのか? 「Amazonベーシック」を買うのか?

僕の仕事道具の中で「欠かせないアイテム」と呼べるものはいくつかあるのですが、最近存在感を増してきたのが100円ショップ「ダイソー」の『リングクラフト表紙ノート(B5サイズ)』です。企画を考えるときも、打ち合わせのときも、Bar KO-BOのときも、この…

「終わりをデザインすること」を忘れていませんか?

googleで「最初が肝心」と検索すると…このブログの記事が1位表示されます。なぜ、このブログの記事がトップに出てくるのか? 正直、大した記事ではないのですが、それはきっと、僕の「最初が肝心」へのこだわりや執念がこめられているからかもしれません…と…

「外さない人」を、人は信頼する 〜いつまでも次のチャンスがめぐってこない人〜

たとえば、企画を考える仕事をお願いするとき。10回に1回、100点を出すけど、10回に9回は30点の企画を出してくるAくんと、10回に3回は80点、10回に7回は60点の企画を出してくるBくんだったら、あなたはどちらに企画をお願いするでしょうか? たとえば、資料…

荒々しい海で生き残るための、弱者のリアルな戦術

新規事業としての予算、5万円。当時の社員数、7名(確か…)。オフィスの広さ、少し大きめのワンルームくらい。 2015年1月、ニッポン手仕事図鑑をリリースした当時の状況です。2013年には東京オリンピックの開催が決まっていたこともあり、“これから注目され…

「売上げを上げる」よりも、大事なこと 〜間違えてはいけない、企画を考えるときの“最初の一歩目”

お仕事の相談をしてくれる人。それは「クライアント」や「お客さん」と呼べる人たちで、僕らで言えば、それは民間企業であり、自治体であり、産地です。場合によっては、個人の場合もあります。 共通して言えるのは、「お金を払うので、課題を解決してほしい…

「文章のダイエット」は、文章の魅力を半減させる?

「文章のダイエット」。このテーマに関する書籍も発売され、WEB上の記事やSNSでもそれらの投稿を目にする機会も増えました。書籍に関しては僕も勉強のために読んでいたりするので、「文章のダイエットには反対だ!」というスタンスではないことを、まずは先…

サービス精神とは、自分へのサービスなのかもしれない 〜母親から学び、これからも真似したいこと 〜

ゴールデンウィークはやはり「仕事のことなんて、今は忘れたいんだよ!」という人が多いのか、いつもよりアクセス数が少ないので、今日は僕も少し力を抜いて、緩めのネタを(いや、いつもとそんなに変わらないか…)。 僕はどちらかというと、性格は母親似(…