自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

自分の仕事をつくるときに大事なのは「How」よりも「◯◯」を大事にすること

「自分の仕事を、自分でつくる」
そのために欠かせないのは、そう、営業活動です。

 

「営業は嫌だ! やりたくない! という人もいるけど、フリーランスのデザイナーだって、士業の人だって、自分が営業マンにならなければ、お仕事はつくれない」
そんなふうに語っている方がよくいらっしゃいますが、まさにそのとおり。営業=自分のスキルと提供するものの価値を伝え、認めてもらう活動から“自分の仕事”なのです。そのために欠かせないのが、営業活動なのです。

 

そこで今日は、僕が自治体や民間企業に対して、プレゼンまたはセールストークをするときに大事にしていることを少し書いてみたいと思います。

 

結論から書くと、『「How」よりも「Why」を大事にする』ということです。

 

たとえば、お金を出してくれる方から「私たちが求める結果を出せる自信はありますか?」と、質問されたとします。
そのとき多くの人は、方法を語ります。つまり、“どのように結果を出すか”です。

 

もちろんそこも大事で、しっかりと伝える努力はしますが、それよりも僕は「なぜ、結果を“出したい”のか」を語るようにします。
ちょっと想像してみてください。たとえば、観光需要が低迷した地域の事業者を助けたい! というお仕事があったとき、「なぜ、結果を出したいか(売りたいか)」を語ったあとに「どのように」を語る人と、「どのように結果を出すか」だけを語る人だったら、聞き手の受け取り方はどう変わるか。もし自分だったら、どちらにお願いしたいと思うか。

 

ニッポン手仕事図鑑においても、僕は「How」よりも「Why」を語ります。なぜ、この仕事をやっているのか? どんな映像をつくるか? ではなく、なぜ、映像という手段を使うのか? です。さらに書くと、「なぜ」を語れないのであれば、その仕事をやることができたとしても、自分の役割=やる仕事ではないとさえ考えるようにしていたりします(正直、現実問題として、すべてをお断りするわけではありませんが…)

 

「Why」を意識して語ると、最初は難しいのですが、共感してもらえることも増えてくるので、営業活動(=プレゼンや商談)が楽しくなってくるのです。営業は苦手だ! できればやりたくない! という人は、騙されたと思って1度自分の心の中にある「Why」を語ってみてください。楽しくならなかったら…ごめんなさい。