自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「映像のクオリティ」とは、「映像のクオリティ」だけではない

今日の記事のタイトルを見て、「えっ? 日本語がおかしくない? なにかの間違い?」と思った人も多いと思います。
でも、間違いではありません。今日のタイトルは『「映像のクオリティ」とは、「映像のクオリティ」だけではない』であっています。

 

僕らは先日、職人さんが登場する某民間企業のプロモーション映像制作のお仕事を受注しました。過去に職人さんに登場いただき、そのモノづくりへのこだわりとともに、キリンラガービールや雪肌精のこだわりを伝えていくプロモーション映像を制作させていただきましたが、そんな感じのお仕事。今回も多くの方が知っているブランドがクライアントさん。今日もプロジェクトメンバーの皆さんとミーティングをしたのですが、こういったお仕事は久々なので、ちょっと新鮮な気持ちになりました。

 

それはさておき。
代理店の担当者さんが今日の打ち合わせで、こんなことをおっしゃってくれました。

 

「手仕事図鑑は撮影前の事前調整はもちろん、撮影現場の雰囲気づくりを大事にされているのがわかる。そうじゃないと、職人さんからあれだけの言葉は引き出せないから。そういう部分でもきっと、手仕事図鑑さんの右に出る人たちはいないんじゃないか…」

 

真剣な顔で、そんなことを言ってくれたのです。
もちろん、右に出る人たちはわんさかいるような気がしますし、おだててくれたところもあると思うのですが、それよりも僕がその瞬間に思ったのは、映像のクオリティだけではなく、“その部分”も手仕事図鑑の価値なんだな、ということ。

 

映像のクオリティとは、“完成した”映像のクオリティだけではなく、事前の準備も映像のクオリティだし、カメラを回していない時間もすべて、映像のクオリティ。当たり前と言えば当たり前ですが、こういうところをもっと大事にすることで、僕らの価値は上がるし、職人さんも気持ちよくカメラの前に立ってくれる。
これからも大事にしていきたいと思います。