自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

仕事の基礎体力は、「困難に向き合った時間」に生まれる

40代にもなると、同世代のビジネスマンたちの多くがいわゆる「リーダー」「マネージャー」というポジションに就きます。
それらの方々とお話をしていると、ちょくちょく話題に上がってくるのが「伸びしろのある部下や後輩」について。それぞれで職種やスキル、積み上げてきた経験によって仕事観が異なるので、細かい視点はまさに「多様」なのですが、それでもやはり共通していることもあるわけです。

 

そのひとつが、「困難にぶつかったとき、丸投げせず、自分ができる8割はやってみる」です。

 

新しい企画を提案して! と難易度の高いリクエストをお客さまからいただいたとき、あるいは自分のミス、不可抗力を問わず、クレームが起きてしまったとき、まずは「足りない部分は最後に上司や先輩に補ってもらうけど、でもまずは、自分ができる8割まではやってみよう!」と自分で考えて動ける人に、成長の期待ができる“伸びしろ”が見えるのです。

 

困難を誰かに丸投げしてしまう人とそうでない人では、問題を解決するスキルに雲泥の差が出るものです。どんな困難にぶちあたっても、自分でできる8割までは何とかやってみよう! とする姿勢が仕事の基礎体力をつくり、そのしっかりとした体力とともに身についた仕事の基礎こそが、周囲への信頼につながるのです。

 

頼る前に、まずは自分で動いてみる。
指示される前に、まずは自分で動いてみる。

 

その“まずは自分で動いてみる”時間が仕事の基礎体力をつくり、信頼される自分をつくる。さあ、まずは8割まで、自分でやってみましょう。