自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

“ネット検索に依存する人”が増えてきた時代の「勝ちパターン」

「インターネット検索がスムーズになればなるほど、“情報を飲み込んだ気になる”人が増える。現地の(生の)情報を持っている人の数が減るので、生の情報を持っているだけで勝てる」

 

いつもvoicyで聴いている、キングコングの西野亮廣さんがある回の放送でおっしゃっていたことです。

 

伝統工芸に関しての話になりますが、僕も日々これを実感しています。
「伝統工芸を応援したい!」「伝統工芸の産業の役に立ちたい!」と語っている人と話していると、ときどき「なぜ、(こんなに)話が合わないんだろう?」と感じることがあります。その答えがまさにこれで、現地の、生の情報を知らないからです。ネットで調べて、知っている気になっている人が多いのです。当然、現地の情報を持っている僕らとは視点や考え方、そして提供できるアイデア(=価値)が違います。

 

僕らは最近、伝統工芸品や産地に関するさまざまなお仕事をいただけるようになりました。お仕事をくれる方々の声はやはり、「これまで、さまざまな産地を見てきた経験があるから」というものがほとんどです。そう、それだけ「インターネット外」での情報に価値が出てきているということです。

 

もちろん、僕らもまだまだ知らないことが多いので、僕ら以上に現地の情報を持っている人からすると、「なぜ、話が合わないんだろう?」と思われるわけで…。その中で改めて強く意識をしたいのは、インターネット検索がスムーズになるほどに、情報を飲み込んだ気にならないようにすること。本当に大事なことです。