自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「自分らしさ」とは、過去に積み上げてきたものでなく、新しく自分でつくっていくもの

僕が尊敬する人のひとり、松浦弥太郎さん(1対1でお話をさせていただいたあの日を思い出すと、今でも震えます…)。久々に手に取った松浦さんの本『おとなのまんなか』を読んでいると、ハッとさせられるエピソードが書かれていました。 ざっくりと要約すると……

ビジネスの基礎体力がないと、感情に振り回されることになる

僕は「ビジネスの基礎体力」という言葉をよく使います。スポーツの世界で「基礎体力」というと、筋力や持久力、柔軟性といった体を動かすために必要な「全般的な体力(体の機能)」を指します。だからこそ、バランスよく高めていくことが大事。 では、ビジネ…

長く愛され続ける仕事には、いつも「早さ」と「丁寧さ」がある

長崎、福岡、佐賀、熊本を巡った1週間の中で、素敵な人はもちろんのこと、たくさんの素敵なお店と出会うことができました。 その中でベスト3に入るお店のひとつが、個人商店のお蕎麦屋さん。観光客が数多く訪れる地域にあるお店なのですが、来ているお客さん…

最後に選ばれる居酒屋は、“ここ”を押さえている

昨日、僕のもとに朗報が届きました。まだ公にできないことなので伏せますが、やりたかった仕事の受注が決まったのです。本当にありがたいし、嬉しい…。 でも実はその仕事、別の会社が受注する可能性もありました。僕らともう1社の企画が最後の最後まで比較検…

40代にとって何よりも大事な「3つの◯◯」

いよいよ40代を迎えようとしている30代後半の人たちから、最近よく聞かれること。「40代にとって、大事なことって何ですか? 大牧さんは40代を過ごすうえで、何を大事にしていますか?」 僕は今年の8月、45歳になります。ついに40代も折返し地点。日々の仕事…

情熱大陸にも出演した“あの職人さん”も、「技術だけで食べていければ、楽ですよ」と言っている

ニッポン手仕事図鑑がまだ初期の頃に、映像を撮らせていただいた靴職人、村上塁さん。情熱大陸に出演後、全国から注目される職人さんになりましたが、今でも気兼ねなくお話ができる関係でいてくれます。ちなみに、製硯師の青栁貴史さんも情熱大陸に出演され…

なぜ、「モーニング娘。を聴きなさい」と、上司は言ったのか?

僕は意識的に、YouTubeなどで「今話題の曲」を聴くようにしています。「若いアーティストの歌には興味がない…」「最近の歌の歌詞は…」なんてオジサンみたいなことは言わず、曲というよりも歌詞に意識を向けて聴いています。それは、今の時代の“伝わる言葉選…

集中的に努力しておいたほうがいい時期は、いつか?

「“この時期”に、集中的に努力しておいたほうがいい」 皆さんが考える“この時期”とは、いつでしょうか? 世の中で結果を出している人の多くは、おそらく「20代前半(=「新卒」と呼ばれる時期)」と答えるのではないかと僕は思っています。有名な話ではあり…

「続けられる人」と「続けられない人」の一番大きな違い

「続けられる人と続けられない人の一番大きな違いって何だと思いますか?」昨日、そんなツイートがタイムラインに流れてきたので、僕は持論をリプライしてみました。 『「仕組み」で考える人は続けられて、「意識(気持ち)」で考える人は続けられない…とい…

便利な“単語”に、甘えていないか? 〜何かを語っているようで、何も語っていない企画書は多い〜

「『きれい』という単語を使わずに、『きれい』を表現すること。それが、コピーライターである」僕は師匠のコピーライターから、そのように教わってきました。 これは形容詞に限らず、世の中には何となく言いたいことをみんなが察してくれる「便利な単語」が…

“痛み”の原因はいつも、見抜きづらいところにあったりする

新幹線や飛行機での長距離移動や、長時間におよぶ職人本のオンライン取材…。そんな日々を続けていたら体がバキバキになるのは当然のことで、ここ最近は首の調子がすこぶる悪い…。その痛みが集中力を奪い、睡眠の質を下げて体力さえも奪っていくので、僕は今…

35歳の自分と45歳の自分は、どこに商品価値に違いがあるのか?

僕は仕事をすることが大好きで、仕事で社会に貢献していきたいので、生涯現役であり続けたいと考えています。だからこそ健康にはそこそこ気を使っていて、ちゃんと睡眠もとり、人間ドックにも毎年行っています。 数日前、歌手の森山良子さんの記事を読み、『…

職人さんが口を揃えて語る「自分自身との約束」

「決めた時間の中で、良い仕事をすること」 良い仕事をすること(良い商品をつくること)は当たり前。大切なのは、「決めた時間の中で、やり切ること」。現在制作中の子ども向けの職人本、ニッポン手仕事図鑑の映像、後継者インターンシップなど、日々多くの…

大人に必要なのは、新しい友だち

月曜日から今日の朝まで、撮影とプレゼンで富山県へ行ってきました。 行きと帰りの新幹線の中で、僕は松浦弥太郎さんの『おとなのまんなか 新しいことはまだまだ、できる。』という本を読んでいました。書かれていることはシンプルなのですが、ハッとさせら…

ビジネスは意外と、「飽きっぽい人」が上手くいく

ただいま絶賛取材中の、イラストを中心とした子ども向け職人本。先日、ある職人さんへの取材の中でも出てきたフレーズが、「職人は飽きっぽい人が上手くいく」。そう言えば、世の中で結果を出している人たちの中にも、「私は飽きっぽい」と自己分析している…

七走一坐 〜「走り続けない」が、僕のマイルール〜

子ども向け職人本の出版に向けて、現在オンラインで職人さんに取材を続けています。いくつもの質問を投げかけ、職人さんたちが上手く言語化できないときは一緒に掘り下げながら、長いときは3時間のインタビューになることもあります。 その中で、僕が職人さ…

小学生の95%は、書道の授業で「石の硯」を使っていない

ご存知でしょうか?全国に87万人いる新小学校3年生のうち、石の硯を使っているのは、たったの5%です。残りの95%は、「硯」と“呼んでいる”プラスチック容器に墨汁を入れて使っています。ちなみに墨汁すらも使わず、水と筆だけで書道の授業が行われている学校…

人間は「できない理由を考える天才」である

今日、必要があって数年前のメールを探していたとき、ある1通のメールを見つけました(部屋の片付けをしていたら、昔のアルバムをめくりはじめるようなものです…)。 それは遡ること5年前の、伝統工芸界隈ではよく知られている大御所からのメール。内容はズ…

「人生の先輩たちに、今あなたが聞くべき話」の話 〜キャリアというピラミッドは、頂上からはつくれない〜

参考になるかも面白いかもわからないのですが、僕のこれまでのキャリアについて、話を聞かせてほしいという連絡をたまにいただきます。隠すようなこともないので、その人の今後のヒントになるような考え方や苦労話を交えながら、お話をさせていただくわけで…

頭の中の“ごちゃごちゃ”は、「2段階」で片付けていく 〜頭の中身を引っ越しさせる!?〜

「日々の仕事が忙しすぎて、頭の中がごちゃごちゃしている…」そんな状況が続いている人も多いのではないでしょうか? しかも頭の中には仕事だけでなく、プライベートはもちろん、今も未来についてのあれこれが詰まっている。ごちゃごちゃしていて当たり前な…

続けられない人が“続けられるようになる”ための、唯一無二の方法

結果を出すためには、何が必要か?「やめる」という決断を常に意識しつつ、「続けることだ!」と多くの成功者が言っています。当たり前の話ですが、成功者と呼ばれる人たちは少なくても、“年単位”で行動(=努力、勉強、挑戦)を続けて、結果を出しているか…

ファッションと企画書は、上級者になるほど引き算である

僕が尊敬している偉人のひとり、「シャネル」の創業者、ココ・シャネル。誕生日が同じだからという理由で勝手に親近感がわき、いくつも出版されている“ココ・シャネル語録”を読んでからは、その考え方に共感するようになりました。 「ファッションとは、上級…

「使えればいい」と「使って心地よい」の間には、大きな川が流れている

僕の目の前には今、1本の万年筆と、1本のボールペンがあります。どちらも「書く」ための筆記用具としてだけでなく、僕の気持ちを盛り上げてくれる「相棒」と呼べる存在です。 皆さんがいつも使っているアイテムたちは、「使えればいいアイテム」が多いでしょ…

伝統工芸に携わる仕事がしたい学生さんに、今改めて伝えたいこと

年に3〜4回くらい、学生さんから「取材(インタビュー)をさせてほしい」というご連絡をいただきます。目的や理由はさまざまですが、僕で役に立てるなら嬉しいですし、何よりもインタビューされることで自分自身の思考の整理ができるので、個人的にもありが…

新卒社員に覚えておいてもらいたい、ビジネスで一番大事なこと

仕事の報酬は、次の仕事。僕は日々、そう考えて仕事をしています。だからこそ、自分の未来のためにも、目の前の仕事の結果をストイックに求めるのです。 というわけでニッポン手仕事図鑑では「ひとつひとつ丁寧に仕事をして、結果を出す」を大事にしているわ…

世界的な経営者は、5分後に到着する「急行電車」でなく、目の前の「普通電車」に乗ると言い切った

たとえば、京都から大阪へ行く電車に乗るとします。目の前にやってきたのは、各駅に停まる普通電車。その5分後には、急行が到着する。途中駅で急行が普通電車を追い抜くので、急行の方が先に大阪へ着く。 皆さんは、どちらの電車に乗りますか? 日本電産の創…

あなたの世界の言語を、「あなたの話を聞いている人」の世界の言語に変換する

世界(=業界)が違えば、言語が変わる。たとえば、僕らのような動画メディアの運営、映像・Web制作をしている“世界”の人間の言語と、行政で働く職員の方の“世界”言語は少し違います。もちろん、そこに言語の優劣はなく、日本語と英語が違うということと同様…

最高のおばんざいと、最高のマネジメントの話 〜大学生の彼はきっと、その居酒屋でアルバイトした日々を、心から感謝する日が来る〜

たまたま見つけて入ってみた、滋賀県のある居酒屋。個人的にはこの表現が大嫌いなのですが…控えめに言って、最高でした(結局使っているわけですが…)。 何が最高かって、数種類のおばんざいが、どれもこれも最高に美味しいということ。絶対にリピート確実な…

瞬間的に誰でも緊張を取り除ける方法 〜そうか! だから僕は、人前で話すときに緊張しなくなったのか! という話〜

先週末に宿泊したホテルのテレビ。ちゃんと電源も入って、音量も調整できるのに、なぜかチャンネルだけが変えられず…。というわけでテレビを諦め、ダラダラとYouTubeを観ていたのですが、ある精神科医の動画がオススメで表示され、とても興味深い内容だった…

新しいビジネスを立ち上げるとき、自分自身に問いかける「たったひとつの質問」

日本の職人を動画で観たいとき、皆さんはどうやって探しますか?「そりゃ、まずはインスタでしょ?」という人も多いと思いますが、まだまだgoogleで検索してみる人も少なくないはずです。 「職人 映像」「手仕事 映像」と検索してみる。『ニッポン手仕事図鑑…