自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

ビジネスは意外と、「飽きっぽい人」が上手くいく

ただいま絶賛取材中の、イラストを中心とした子ども向け職人本。
先日、ある職人さんへの取材の中でも出てきたフレーズが、「職人は飽きっぽい人が上手くいく」。そう言えば、世の中で結果を出している人たちの中にも、「私は飽きっぽい」と自己分析している人が少なくありません。

 

なぜ、飽きっぽい人が上手くいくのか?

 

それは「飽きっぽいから、何をやっても続かない」という意味ではなく、「飽きっぽいから、飽きないように新しいことにチャレンジする」という意味です。
つまり、飽きないように新しいやり方を試したり、飽きないように新しい商品を製作したりする。その結果、消費者のニーズに合わせた価値を提供できるようになり、ビジネスも上手くいく、と。

 

言い換えると、飽きっぽい人は“自然と”、今のやり方、商品やサービスに固執(依存)しなくなるというわけです。

 

僕はまだまだ結果を出したと言えるレベルにはありませんが、自他共「飽きっぽい」と評価されるタイプです。
だからこそ、「動画メディア」という形でスタートを切ったビジネスも、今では後継者インターンシップ、商品開発、映像制作講座等、やっている仕事の幅は自分でも想像していなかったくらいに広がっています。もちろん、産地(地域)や職人さんが求めているということが大前提ですが、ニッポン手仕事図鑑以外のローカルメディアを立ち上げたのも、「地域のニーズ×自分の飽きっぽさ」が掛け算されて生まれたものだったりします。

 

飽きるからこそ、新しいことをしてみる。何もしないとマイナスな要素でも、行動することで飽きっぽさはプラスの要素に変わる。飽きっぽい性格をマイナス要素として捉えている人も少なくないと思いますが、もしかすると、それは活かすべき長所かもしれません。

 

ちなみに冒頭の職人さんは「成功する職人さんは、怠け者だ」という面白い話もしていました。その話もまたいつか。