自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

あなたの世界の言語を、「あなたの話を聞いている人」の世界の言語に変換する

世界(=業界)が違えば、言語が変わる。
たとえば、僕らのような動画メディアの運営、映像・Web制作をしている“世界”の人間の言語と、行政で働く職員の方の“世界”言語は少し違います。
もちろん、そこに言語の優劣はなく、日本語と英語が違うということと同様の話です。

 

相手に何かを伝えようとするとき、自分たちの想いが強ければ強いほど、自分たちの世界の言語を多用してしまいがちです。それをしてしまうと、強い想いがある反面、逆に何も伝わらなくなってしまう…。だから僕はいつも、自分の世界の言語を、自分の話を聞いてくれている、目の前にいる人たちの言語に変換することを強く意識しています(まだまだ課題も多いのですが…)。そうしないと仕事はつくれないし、一緒に仕事をしていても、コミュニケーションが上手くいかない。

 

基本的なことを書いていますが、言うは易しで簡単なことではありません。
だから大事なのは、“別の業界”にいる人と話をするとき、どの言葉が共通言語で、どの言葉を変換しないと伝わらないのか。伝わらない言葉はどんなふうに変換すれば伝わるのかを考え、相手と答え合わせもしっかりと行ったうえで、自分の頭にインプットしておくわけです。しっかりと準備をしておけば、大事なシーンでもすぐに変換できるようになります。

 

相手の世界の言語を理解できないと、変換(翻訳)はできません。そして、変換できないと、いい仕事はできない。
僕らニッポン手仕事図鑑の仕事も、違う世界の人たちと、想いやビジョンに共感するからこそ動き出すことが多い。だから大事なのです。「自分たちの話を聞いてくれている人」の世界の言語に変換することが。