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世界的な経営者は、5分後に到着する「急行電車」でなく、目の前の「普通電車」に乗ると言い切った

たとえば、京都から大阪へ行く電車に乗るとします。
目の前にやってきたのは、各駅に停まる普通電車。その5分後には、急行が到着する。途中駅で急行が普通電車を追い抜くので、急行の方が先に大阪へ着く。

 

皆さんは、どちらの電車に乗りますか?

 

日本電産の創業者であり、一代で世界一の総合モーターメーカーに育て上げた永守重信さんの答えは「普通電車」です。先に普通電車に乗り、途中駅で急行に乗り換えるという選択をするそうです。

 

乗り換えるのなら、5分待てばいいじゃん! と考えるかもしれませんが、急行が途中で事故に遭うかもしれないし、地震が起きるかもしれない。時間通りに来ても、満員で乗れない可能性もある。だから、少しでも早く目的地に近づいておくことを選ぶそうです。永守さんはこの視点がビジネスにおいて、とても重要だとおっしゃっています。

 

これは「リスク回避」という意味だけではありません。
僕も「人」「お金」「時間」というリソースが何もない中で『ニッポン手仕事図鑑』というメディアを立ち上げ、手前味噌ですが、伝統工芸の界隈では少しずつ知られるようになりましたが、それは「先んずれば人を制す(人よりも先に物事を行えば、有利な立場に立つことができる)」と考えて動いたからだと思っています。

 

次の電車に乗れば、確かに早いかもしれない。でも、先に一歩でも進んでおくことで、リスクを回避でき、勝機が見えてきて、チャンスが巡ってくる。
次に来る(かどうかもわからない)急行電車を待つのでなく、まずは普通電車に乗ってしまったほうが、僕らの未来は拓けるのかもしれません。