自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

人間は「できない理由を考える天才」である

今日、必要があって数年前のメールを探していたとき、ある1通のメールを見つけました(部屋の片付けをしていたら、昔のアルバムをめくりはじめるようなものです…)。

 

それは遡ること5年前の、伝統工芸界隈ではよく知られている大御所からのメール。内容はズバリ、「後継者のマッチングは無理」。あれもこれも把握しないといけないし、考えないといけないし、やるべきこともたくさんあるし…と、その人が考える無理な理由がつらつらと書かれていました。

 

で、5年後の今はどうか。
昨年度の1年間で、僕らが開催した後継者インターンシップで、13人の後継者が誕生しました。すでに就業している人もいれば、来年4月の内定をもらった人もいます。この数字はまだその人の考える「無理」の範疇なのかもしれませんが、僕が結果を出せたと考えているのは、ひとりの後継者が誕生したことはもちろん、その1枠を目指し、多くの応募者がいるということを可視化できたこと。少なくとも僕自身は、ほんの少しかもしれませんが、未来を切り拓けたと考えています。

 

経験が豊富な人、影響力のある人から「無理だ!」と言われて諦める人は少なくありません。何よりもその言葉をきっかけに、自分の頭の中にできない理由が次から次へと浮かんできて、嫌になってしまう人も多い。そう、人間は「できない理由を考える天才」なのです。

 

でも、やってみないとわからないことはあるし、小さな成果が未来を切り開いていく一歩になることはどんな世界でもある。
諦めたら、そこで試合終了(はい、パクリですが…)。諦めるかどうかは、全力で動いてみたあとに考えても、僕は全然遅くはないと思うし、その全力で動いたことは必ず、次の結果につながると信じています。