このブログの問い合わせフォームから、とても素敵なメッセージが届きました。
ご連絡をくれたのは、地域づくりのお仕事をされている方です。同じ想いを持っている方からご連絡をいただけるだけでも嬉しいのですが、『ニッポン手仕事図鑑』で紹介している「和幸寝装」さんの映像を観て、小学生のお子さまがこんなことを言ってくれたと教えてくれました。
「バスケット選手にならなかったら、僕こういう仕事をやってみたい!」
正直、大げさではなく、涙が出そうでした…。すぐにカメラマンにも報告をしたのですが、同じようにウルッとしていたのではないでしょうか。
ただ記録映像として、子どもたちに日本の手仕事を残していくだけでなく、ひとりの立派な後継者候補として、ひとりでも多くの子どもたちに、手仕事に興味を持ってもらいたい。いつか職業を選択するとき、「そういえば、いつか映像で観たような仕事もいいな…」と思い出してもらいたい。そんなことを思い、『ニッポン手仕事図鑑』を立ち上げました。
日本の手仕事は素晴らしいです。それは間違いありません。ただ、それを美化するつもりも、その仕事を強引に押し付けるつもりもありません。ただただ自然に、手仕事に興味を持ち、その道に進む子どもがひとりでも増えてくれれば嬉しい。それだけです。なので、小さな胸に抱いた大きな夢の近くに、職人という小さな芽が出たことを、本当に嬉しく思います。
ブログを通して、たくさんの人と出会い、新しい何かが生まれていく。
ブログって本当、いいものです。