SNSを眺めていると、「電話は時間の無駄だ! だから、電話には出ない!」と熱く語っていらっしゃる人がいます。
僕は電話でのやりとりをそこまで毛嫌いしていませんし、時間の無駄にも神経質なほうではないのですが、でも「相手のコミュニケーションコストを考えること」は、とても大事だと思っています。
その中でも僕が特に意識しているのが、「やりとりの回数を減らす」こと(決して自分が完璧にできているというわけでなく…)。
自分が送ったメールやメッセージに対して、相手がパッと「OK!」と返して終わることができれば、相手の時間を無駄にすることはありません。
でも、「これ、どういう意味だろう?」と考えさせるメールやメッセージは、相手に文面の意味を考える時間を作らせてしまう…。そして、考えてもわからなかったら、「これ、どういう意味でしょうか?」と、メッセージを書いて送らせる手間と時間をかけさせます。そう、コストがかかるわけです。
周囲から「仕事ができる」と言われる人、あるいは「一緒に仕事をやりたい!」と思ってもらえる人は、「“無駄な”やりとりの回数を減らす」ことを常に意識しているので、コミュニケーションに無駄なコストをかけさせず、気持ちのよいやりとりができます。
では、“無駄な”やりとりの回数を減らし、気持ちのよいコミュニケーションをするためには、どうすればいいのか?
答えはとてもシンプルで、「余計なこと(=本題とは関係のない情報)を言わず」に、「曖昧な言葉を使わない」ことです。
このふたつを徹底するだけで、「“無駄な”やりとりの回数を減らす」ことができ、相手の時間を奪わずに済みます。まずは次に送るメッセージから、意識して書いてみましょう。意外に無駄な情報が入っていたり、曖昧な言葉を使っていたりするものです…。