過去に『スゴい人はきっと、「もしも」の発想で考えている』という記事でも書いたことがありますが(この記事、意外と反響がありました)、僕は企画やアイデアを考えるとき、「もしも」という言葉をよく頭の中でつぶやきながら、発想を広げたり、思考を掘り下げたりしています。僕にとっての、魔法の言葉のひとつ。
そして今日、こんなツイートがタイムラインに流れてきて、僕が20代の頃に師匠から教えてもらった“魔法の言葉”を思い出しました。当時は“この言葉”を使いながら、よく企画を考えていました。
「なのに」で企画を考える。
— 明円卓(ミョウエンスグル) (@sugurumyoen) October 4, 2019
ギャルなのに農業。
お婆ちゃんなのにLINEスタンプで大儲け。
大臣なのにツイッター芸人。
「なのに」の左辺にお題を、右辺に意外性のある言葉を何回も置いてみよう。と、ある学生の方に伝えた。(当たり前すぎることを方程式にして話すとそれっぽい気がしたから…)
今、目の前にあるモノを「◯◯なのに」の◯◯の中に入れて、ちょっと発想を広げてみてください。
僕は今、新幹線の中でハイボールを飲んでいるのですが、「ハイボールなのに、色が赤い」と考えてみると、赤ワインのハイボールという商品が誕生するかもしれない。どうでしょうか? 飲んでみたいと思いますか? 赤ワインのハイボール。ちなみに昨日、秋田県鹿角市の創作料理のお店で、新入社員の歓迎会を開催したのですが、そのお店には「赤ワインハイボール」がありました。僕は飲みませんでしたけど…。
日々の仕事の中で、「企画を考えて!」「アイデアを出して!」と依頼を受け、ずっと「う~ん…」と唸り続けてしまう人も多いと思いますが、そんなときには「もしも」と「なのに」を思い出してみてほしいと思います。このふたつの言葉を繰り返すことで、きっと「おっ! イケるかも?」という企画やアイデアが、天から降りてくるはずですから。ぜひお試しください。