企画のプロと呼ばれる人や作家は、どのようにアイデアを出しているのか。どのように発想を広げているのか。いろいろと本を読んだり、話を聞いたりして勉強していると、結構な割合である方法論が出てきます。
もしもの発想で、考えてみる。
例えば、小説家の重松清さん。あの「流星ワゴン」を書かれた方です。
その重松さんが何かの雑誌のインタビューで、小説の発想の基本は「もしも」だとおっしゃられていました。ある日の自分の過去を振り返ってみて、「もしも、あのとき、もうひとつの選択をしていたら…と考えてみる。そこにはもう、小説が生まれている」と。そのようなお話をされていました。確かに、自分が選択しなかった「もうひとつの選択肢」を想像すると、ひとつの物語が生まれます。
この方法は職種を問わず、すべての人が使える効果的な考え方です。例えば、いい企画がなかなか思い浮かばないとき、「もしも、◯◯さんがこの仕事をやっていたら、どんな企画を出すだろう?」と考えてみる。あるいは「もしも、スマホがなかったとしたら…」「もしも、本業の売上げが大幅に落ちたら…」など、「もしも」の発想で考えてみると、アイデアの芽がひとつふたつと出てきたりします。その芽を、人のアドバイスももらいながら、丁寧に丁寧に育てていく。
「もしも、こんな便利な道具があったら」
ドラえもんのひみつ道具だってiPhoneだって、「もしも」の発想から生まれたのではないでしょうか。
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