自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

今は「チャレンジ」や「挑戦」より、『実験』という言葉を選びたい

ほぼ2年ぶりの更新になります。
『自分の仕事は、自分でつくる』というブログを8年間、毎日更新し続けて、45歳の誕生日に一区切りをつけました。そして今、47歳になった僕は、このブログを再開することを決めました(毎日更新はしませんが…)。理由は、とてもシンプル。「日々の実験」をしていきたいから…。

 

実はまさに今月、僕の人生において「最高の瞬間」…というのは少し大げさですが、とても素敵な1ヶ月になりそうです。 自分の書いた原稿が小学校4年生の国語の教科書に掲載され、いよいよ全国の学校で使われます。そして、2017年以来の新刊『ときめくニッポン職人図鑑』も発売される。この2024年11月は、まさに最高の1ヶ月と言ってもいいほどです。でも、ここをピークにしたくない。ここで停滞したくない。だからこそ、新しい「実験」を通して、自分を進化させていきたいと考えたのです。

 

ここで「チャレンジ」「挑戦」という言葉を使わなかったのには、理由があります。 「チャレンジ」や「挑戦」は、今までの経験や実績、スキルを踏まえてのもの。ある程度「できる!」という手応えがあってこその言葉。でも「実験」は、まったく白紙の中での行動。だからこそ、新しい学びが得られるし、新しい道が拓けるようなワクワク感があるのです。

 

振り返ってみると、このブログ自体が「実験」でした。 8年間毎日更新をしてみて、どんなものが得られるのか?まったくわからない中でスタートしましたが、結果的に「たくさんの新しい出会い」があり、その人たちが新しいチャンス、機会を与えてくれて、今の自分がある。実験には、そんな可能性が秘められているのです。

 

これからニッポン手仕事図鑑でも、新しい実験を少しずつ取り入れていきます。もちろんビジネスとして、スタッフを守っていく経営者として、負担が大きい実験はできません。でも、産地の職人さんたちの声にしっかりと耳を傾けて、10年後、20年後につながるビジネスをつくる実験は続けていきたい。

 

未来をつくるためには、行動を変えるしかありません。 でも、「チャレンジ」「挑戦」と位置づけてしまうと、ちょっと怖くなったり、動けなくなったりしてしまう…。だからこそ「実験」。小さなことでも、まずははじめてみる。そのプロセスや結果を誰かと共有して、コミュニケーションも大切にしながら…。

 

というわけで、ブログでも、“これまでとまったく違うアプローチ”で新しい実験と思考のトレーニングをはじめてみるとします。すぐにやめてしまうかもしれませんが…。