日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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「かっこいいけど“届かない”デザイン」と「ダサくても“届く”デザイン」

今、オススメの1冊!

「自分メディア」はこう作る!


僕が拠点にしている東京のオフィスは、住所で言うと「日本橋人形町」というエリアになります。人形町駅、水天宮前駅が最寄りの落ち着いた風情のある下町で、『今半』や『日山』をはじめ、有名な老舗料理屋さんが多いのですが、気軽に入れるお店も多く、1年ほど前にオフィスの隣にはダーツバーができました。

 

で、今日の日中、散歩を兼ねてコーヒーを買いにオフィスを出て戻ってくると、ダーツバーの入っているビルの壁面に、ドーンとかなりの大きさで、ネオン管でつくられた「ダーツの的」をモチーフにしたサインが装飾されていました。その大きさは、200メートルほど離れたところからも「ダーツバーがある」とわかるものです。

 

ハッキリ言って、お世辞にもかっこよいとは言えず…。
でも僕は、「正しい」と思いました。

 

なぜなら、筆記体で小さくおしゃれに「Darts Bar」と書かれていても、少し遠くを歩いている人に気づかれなかったりする。ネオン管のサインの役割は、歩いているお客さんに「ここにダーツバーがあるよ!」と知らせるもの。だから、そのサインで正解なのです。

 

僕は、すべてのデザインには役割があって、役割を果たすデザインが「良いデザイン」だと考えています。だからこそ、お客さんに気づいてもらうことを目的としたデザイン(サイン)であれば、「かっこいいけど“届かない”デザイン」と「ダサくても“届く”デザイン」だったら、間違いなく後者を選ぶべきだと考えますが、リアルの世界ではもちろん、SNSを見ていて思うのは、「かっこいいけど“届かない”デザイン」が多いな、ということ。偉そうですが…。

 

「上手いけど届かないプレゼン」でなく、「下手だけど届くプレゼン」を。
「美しいけど届かない文章」でなく、「かっこ悪いけど届く文章」を。
「かっこいいけど“届かない”デザイン」でなく、「ダサくても“届く”デザイン」を。

 

すべてのプレゼン、文章、デザインには、役割がある。
まだまだ力不足ですが、これからも役割を果たす仕事をしていきたいと思うのです。