ちきりんさんの『自分の意見で生きていこう』という本があります。
ひと言でざっくり書くと、「正解のない問題に対して、自分の意見について考え、述べることの大切さ」を書いた本です。ぜひ一度お読みいただきたいのですが、今日はひとつ、正解のない問題を、皆さんに投げかけてみたいと思います。
数日前、こんな記事を目にしました。一部抜き出してみます。
「伊勢丹新宿店の買い上げ上位5%の顧客による売り上げシェアは2021年度50.9%、日本橋三越本店48.3%となっている」
これ、すごいことだと思いませんか?
売上げの半分が、たった5%のお客さんで成り立っているということです。
では、ここで正解のない問題を。
Amazon等のネットショップとは異なり、百貨店の売り場面積には限り、取り扱える商品にも限りがあるわけです。そんな中で、もしあなたが百貨店の責任者で、リニューアルを任されたとしたら、売り場面積や陳列する商品を、5%の顧客のために増やすでしょうか? 減らすでしょうか? もちろん、現状維持という考え方もあると思います。
答えと、なぜそう考えたのかを、誰かに話すつもりで整理してみてください。で、もしよければ、自分の意見を誰かにアウトプットしてみてください。きっと面白いリアクションがあると思いますし、「そういう視点もあるね」という気付きも得られるかもしれません。
正解のない答えに対して、自分の意見を持つ。これからの時代、とても大切になると思います。
ちなみに僕の考えは、「現状維持(売上げデータの詳細を調べた結果、「増やす」になるかもしれなせん)」です。
その理由は長くなるので書きませんが、もちろん、次の一手を打つことを前提に、の話です。
皆さんもぜひ考えてみてください。