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支持率100%を目指すと、支持率はどんどん落ちていく

「支持率」と書くと、総理大臣の顔を思い浮かべる人が多いと思います。
歴代の総理大臣の中に、支持率100%だった総理大臣はいるか? もちろん、存在しません。

 

当たり前のことを書きますが、誰かを助けようとすれば、誰かを助けることができなくなり、誰かのための政策を実行すれば、誰かが犠牲にもなったりする。そう、誰かに目を向けるということは、誰かから目を背けることになるのです。つまり、政治において、支持率100%はありえない。

 

これはビジネスも同じです。
僕は伝統工芸に関わるビジネスをやっていますが、1度にすべての産地、職人に目を向けることができない。ある産地に目を向けていたとしても、まだ別の産地に目を向ければ、目を向けていた産地から目を背けることになる。その結果、「もう、自分たちのことは見てくれないんだ…」と、支持率が落ちてしまうことがあるのです。それが不満を生み出してしまったりもする…。悲しいけど、それが現実です。

 

それが嫌で、全員に目を向けて、支持率100%を目指してしまう人がいます。
考えてみればわかることですが、全員に対して中途半端に目を向けることになるので、結果も出せずに「誰も支持してくれなくなる」のです。そう、支持率100%を目指してしまうと、自分の支持率はどんどん落ちていく…。

 

だから、目を向けるのは、ひとりひとり。目を向けることができない人に対しても、「次はあなたの番ですよ。本気で考えて、動きますから。もう少し待っていてくださいね」と、丁寧にメッセージを届けていく。それでも支持率が落ちてしまうのであれば、それは仕方のないことなのです。