いきなりですが、先日つぶやいたツイートを紹介します。
現地に足を運び、学んだ上で
— 大牧圭吾|ニッポン手仕事図鑑 編集長 (@by_waterman) 2022年6月1日
自分たちの考えを伝えられること。
中途半端に関わらないという
覚悟を持つこと。
まずは自分たちが
自費でやってみること。
わからないことがあったとき、
産地、職人さんに対して
話が聞ける関係性にあること。
最低限これができないと、
職人さんたちを消耗させる。
今日はこの中から「まずは自分たちが自費でやってみること」を取り上げ、“もうひとつの理由”について、お話をしてみたいと思います。
ひとつ目の理由は、職人さんたちを消耗させることなく、伝統工芸を盛り上げていくため。自費でやるからこそ見えてくるものがあるし、得られるものが大きい。そのあとに伝統工芸に関わったほうが、しっかりと結果が出せるのです。もちろん、結果を出せるからこそ次の仕事も巡ってきて、自費で投資した分も回収ができる。自費=ボランティアでは、永続的な支援はできません。
そして、もうひとつの理由。
結果を出している企業や人に、人は集まってくるから。言い換えると、結果を出していない人には人が集まってこないというシビアな話になりますが、それは仕方がないことです。結果を出している人と出していない人では、人とつながる機会も密度も違う(結果は出しているけど性格が悪い人より、結果を出していないけど性格が良い人とつながりたいとか、そういう揚げ足を取るような話は、今回はなしで…)。
結果が出ないとき、業績が悪いときに、新しいチャレンジをしようと考える企業や人は多いものですが、成功者と呼ばれる多くの人たちが「結果が出ているときほど、新しいことにチャレンジしよう!」と語るのは、まさにここ。「あなたとつながりたい!」と思ってくれる人が多いタイミングこそ、新しいチャレンジの支援者が増えて、成功する可能性が高くなるからです。もちろん、結果を出しているときのほうが、自分の熱量も高いわけで。
つながりたいと周囲の人に思ってもらえるような魅力的な人間になるのを大前提に(ここが本当に大事です)、自費ででも結果を出して、人が集まってくれる環境を整えること。素敵な出会いも次のチャンスも、今の結果が連れてきてくれることが多いのです。