自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

ハードルの低い目標は成長を止め、ハードルの高すぎる目標は、自分を追い詰める

新年度もはじまり、心機一転、新たな目標を掲げて動きはじめた人もいれば、新たな環境に身を置き、働きはじめた人もいると思います。

 

「新たな一歩を踏み出すタイミング」というのは「よし、やるぞ!」という気持ちが漲っているので、ちょっと“危なっかしい時期”でもあります。個人の目標設定などがわかりやすかったりしますが(会社から与えられた目標とは別です)、勢い余って少々無茶な設定をしてしまったり…。

 

たとえば、上司や先輩が「コンペで5勝する!」という目標設定をしていたとします。
そこで「自分も同じくらいやるぞ!」と目標設定をしても、スキルも経験も違うわけですから、それは無茶な話です。結果的に、自分を精神的に追い詰めてしまうことになる…。では、「自分は経験も浅いし、実力もないから、2勝でいいか…」と考えたら考えたで、ちょっと気持ちが萎えてくる…。難しいものです。

 

そのときは、少し視点を変えてみるのです。
例を挙げると、◯勝という目標設定はせず、先輩たちが挑むコンペに対して、先輩たちよりも“数多く”アイデアを出す! というような目標です。

 

そして、それができるようになったら、「3回に1回、自分のアイデアが採用されるようになる!」にレベルアップして、さらにそれができるようになったら、「自分がメインでコンペに参加して、勝つ!」になり、そしていよいよ、先輩たちと同様、「コンペで5勝する!」という目標設定に進化させていくのです。

 

ハードルの低い目標は成長を止めてしまいますが、ハードルの高すぎる目標は、自分を追い詰めたりする。ハードル(目標設定)は、少しずつ高くしていきましょう。