日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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逆転満塁ホームランは、なぜ打てるのか? 本当にわかっていますか?

今ここで動かないと、100年、200年と続いてきた歴史が途絶えてしまうかもしれない。そんな伝統工芸の産地が増え続けています。そう、緩やかに衰退してきた産地も、このコロナ禍で時計の針が進むスピードが早くなったのです。ニッポン手仕事図鑑は今、少しずつ実績が認められるようになったことで、そんな窮地に立たされる全国の産地から大事なプロジェクトを任されるようになりました。

 

産地は今、どんな一手を打てばいいのか?
もちろん、産地によって課題や置かれている状況は異なりますが、多くの産地で共通しているのが、「(何かを)劇的に変えよう」と考え、動いてしまうということ。

 

でも、さまざまな産地を見てきて、僕らなりに真剣に産地の課題と向き合ってきて思うのは、目の前の1%を変えなければ、“劇的に”何かを変えていくのは難しいということ。つまり、逆転満塁ホームランは、その前に打席に立った3人のバッターが塁に出ないと打てないのです。ヒットを打ち、フォアボールを選んだバッターがいるからこそ、逆転満塁ホームランを打てるチャンスが巡ってくる。

 

伝統工芸も、これと同じだと思うのです。
いきなり逆転満塁ホームランは打てない。地道にランナーをためていくことからはじめていかないと、未来は切り拓けないと思うのです。

 

まずは、目の前の1%を変える。
課題を目の前にしたとき、そう考えてみて打つ手はどんな一手でしょうか? それを積み重ねた先に、逆転満塁ホームランのチャンスは巡ってくる。僕らはそう考えながら、日々仕事をしています。