自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

新社会人からの「社会人になったら、やるべきことはなんですか?」という質問に答えてみる

定期的に大学で授業をさせていただいたり、ニッポン手仕事図鑑の活動に興味を持ってくれる大学生が増えたこともあって、全国のさまざまな大学生から連絡をもらうことも増えました。大学生と接する中で得られるものは多いので、とてもありがたいです。

 

そんな中でよく聞かれるのが、シンプルに「社会人になったら、やるべきことはなんですか? アドバイスをもらえると嬉しいです」というもの。
大前提にあるのが、「会社から与えられた仕事をしっかりとやること」でしかないのですが、それ以外にアドバイスするとしたら、シンプルにこれです。

 

「たくさんの本を読み、たくさんの人に会う」

 

ただこれだけでOK。「たくさん」の解釈は人それぞれですが、その数を増やせば増やすほど、今の自分が考えるべきこと、今の自分が行動に移すべきことが見えてくるから、今は何も見えなくても大丈夫。「やりたいことがない」と嘆いている時間があるなら、「たくさんの本を読み、たくさんの人に会う」のです。

 

僕は20代の頃、とにかく本を読みました。
社会に出るまでは小説しか読んでいなかったのですが(これはこれで、今の仕事の役に立っています)、就職してからは小説を読むのをやめて、ビジネスに関するあらゆる本を読んできました。世の中で成功者と言われる人の多くが「読書はこの世の中で、もっともレバレッジの高い活動(投資)」と言っていますが、これは間違いありません。

 

そして、本と同様に、レバレッジの高い投資になるのが、人と会い、話を聞くことだと僕は思っています。だからこそ、どんどん会ってほしいな、と。その出会いが数年後、素晴らしく価値のあるプロジェクトを生み出すこともありますから。
以上が「社会人になったら、やるべきことはなんですか?」の僕の答えです。