新たに何かをはじめて続けようと思っても、挫折してしまう人は少なくありません。
その理由の多くは「完璧を求める」からであり、「自分自身が、“できない自分”をさまざまな角度から否定、批判をするから」だったりします。そう、自分で自分を責めることに耐えられなくなり、多くの人は挫折してしまうのです。
たとえば、ブログやSNSなどの「自分メディア」はわかりやすいと思います。
「文章や写真が上手でなければならない」「いつも面白くなければならない」「見る人の役に立たなければならない」「フォローされなければならない」と、とにかく「こうでなければならない」と自分にプレッシャーをかけ続けて、耐えられなくなるのです。
では、そんな自分からのプレッシャーに対して、どう向き合っていくのがいいのか?
たとえば僕の場合、ブログは「いつかビジネス系の本を書いてほしいというオファーが来たときの下書き」だと考えるようにしています。だから、今は完璧ではなくていい。本番はそのオファーが来たときだから、と。
ここ最近は誤字脱字も多く、日本語もおかしいところが多々あり、読者の方から指摘をいただき、こっそり直していますが、そのくらいでいいのです。なぜなら、下書きだから。それでもブログを続けることで、人生を変えるようなオファーや出会い、経験、スキルが得られたりする。それがわかると、自然と肩の力も抜けるようになる。
ブログやSNSと同様に、語学や資格の勉強に挫折してしまう人も少なくないと思いますが、そのときも同じです。
「問題集の1周目は、ペンとノートの使い心地のテストだ。本気で勉強に取り掛かったとき、ペンとノートがいまいちだったら、やる気が奪われるからね」と、このくらいでいい。正解率なんて関係ないのです。ペンとノートの使い心地のテストだから。本気を出すのは、問題集の2周目からでいいのです。