自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

嫌な仕事は「先に片付ける」ではなく、「簡単に楽しく片付ける」という視点が大事

ある会社で働くAさんとBさんは、同じタイミングで、同じ仕事を任されました(という架空のストーリーで話を進めます)。

 

同僚であるふたりは、スキルも経験もほぼ同じ。立場も同じ。さっそく仕事に取り掛かったAさんはまず、「どうすれば、クライアントと上司に怒られないように仕事を終えられるか?」と、自分に問いかけた。対してBさんは、「どうすれば、この仕事を簡単に、そして楽しく終えられるか?」と、自分に問いかけました。

 

改めて書くまでもなく、この思考を境に、ふたりの未来は大きく変わります。

 

なにが変わるのか?
まず最初に着手する行動が変わるのはもちろん、その一歩目を踏み出すスピードが変わります。そして、発想の柔軟性や工夫の仕方も変わる。そのほかにも、働いているときの表情や雰囲気も変わるので、周囲の人たちの応援やサポートも変わり、アドバイスの量、質ともに変わるので、最後には結果も変わる。言うまでもなく、その仕事を終えたあとの充実感も変わり、得られる自信やスキルも変わる。

 

そう、何もかもが変わる。最初の思考次第で。

 

与えられた仕事、特に嫌な仕事は、「まず先に片付けてしまおう!」というアドバイスをもらうこともあるかと思います。でも、「嫌な仕事だから先に」ではなく、冒頭のBさんのように、「(嫌な仕事だったとしても)どうやって簡単に、そして楽しく終えられるか?」を考えてみる。ポイントは「簡単に」と「楽しく」を両立させられないか? というアプローチをしてみること。ちょっと視点を変えるだけで工夫が生まれ、その仕事のスピードと結果は変わります。その仕事が、嫌な仕事のままだったとしても…。