日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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「出し惜しみをする」ことが、リスクになる

僕の個人的なモットーのひとつに、「出し惜しみをしない」というものがあります。

 

ここ最近、伝統工芸関係の方々とお話をさせていただくことが増えてきましたが、そのときも全国の産地で得た情報や、自分の頭の中にあるアイデアを“出し惜しみ”しません。今日も某テレビ局との打ち合わせ、職人さんとのオンラインイベント、教育関係の企業との初顔合わせの商談と続きましたが、出し惜しみすることなく、情報やアイデアを出し続けました。

 

「アイデアが盗まれたり、せっかくの情報の価値が下がる心配はないんですか?」

 

こういう話を書くと、だいたいそんな質問が返ってきます。
それについて書くと、盗まれる(他の人でも具現化できる)ようなアイデアだったら、「盗まれなくても、相手は同じことを思いつく」というのが大前提にあります。だから、そこはあまり関係ない。

 

それ以上に重視しているのが、アイデアが盗まれるリスクよりも、“出し惜しみしなければ得られるチャンス”を逃すリスクのほうが、僕にとっては圧倒的に大きいということ。

 

「出し惜しみしない」ということは、全力で自分の価値をプレゼンすること。だから、信頼にもつながるし、ひとつひとつの言葉にも説得力が生まれる。さらには、自分のことを知ってもらいたい! という熱量をこめないと出し切ることができないので、そういう意味でも相手からの信頼が得られ、それが結果的に「よし、仕事を任せてみよう!」とチャンスにつながったりする。

 

出し切ったからこそ、巡ってくるチャンスがある。自分の中にある大したことのないアイデアを守るよりも、出し切ったことで得られた信頼が連れてきてくれるチャンスのほうが、ずっとずっと大きいのです。