自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

彼が宝くじを買った、本当の理由

このブログをはじめたばかりの頃に、ブログ仲間としてつながり友だちになった、僕と同世代の男性(あれ、同じ歳だったっけ?)。某地方新聞社で勤務しているのですが、「今日が記念日になった!」と、自社の新規プロジェクトがリリースされたという連絡を一昨日くれました。具体的には書けないのですが、旧態依然とした会社の“体質”を変えられずに苦しんでいて、やりたいこともやれず、未来も見えず、ずっともがいていた姿を僕は見てきました。だからこそ余計に、嬉しいニュースでした。

 

そんな彼が以前、会社の未来が見えない中で僕に話してくれた話があります。
それは、「宝くじを買った」という話。

 

1等に当選して、億単位のお金を手にして、会社を辞めてやろう!…と考えたわけではありません。
では、なぜ宝くじを買ったのか?

 

それは、宝くじは「買わないと当たらない」から。

 

当時の彼は、「バットは振らないと、ホームランは打てない」とわかっているのに、バットを振ることはもちろん、バッターボックスに立つことさえもしないというレベルのモチベーションで仕事していました。

 

でも、自分が動かないと未来は変わらないと考えて、バッターボックスに立つぞ! バットを振るぞ! という自分自身への決意表明として、「宝くじを買う」という行動に出たのです。そう、動き、バットを振れるという事実をつくった。

 

おそらく宝くじは外れたと思うのですが(知りませんが…)、彼はもがきながら、その後もバッターボックスに立ち続け、結果、自社の新規プロジェクトをリリース! という会社を変え、未来を変える一歩目を踏み出したのです。本人はきっと「まだヒットとも言えない」と話すような気もしますが、規模も大きく、歴史がある組織の中で、今までにないプロジェクトを立ち上げたのは、ヒットどころではないはずです。

 

もう迷わない! 動くぞ! という自分自身への決意表明。
そんな小さな行動が、未来の大きな成果をつくる。僕も刺激になりました。