仕事はじめの日の前日、僕はウォーミングアップがてら、1時間だけスタバで仕事をしました。私用もあり、空き時間が1時間30分くらいしかなかったので、ササッと席に座り、仕事をはじめたかったのですが、あいにく近くで某アイドルのライブがあったようで、店内はそのファンで混雑…。結局20分ほど立って待つことになったのですが、その時間で人間観察をしていると、いろいろと面白い発見があり…。
それらはまた後日のネタにさせていただくとして、立っていた僕のすぐ近くの席で本を読んでいた女性がいたのですが、女性がペラっとページをめくったとき、こんな小見出しが僕の目に飛び込んできました。
「30代のうちに、自分の勝ちパターンを知れ」
その瞬間、僕はこう思ったのです。
「この本は、いつ出版された本だろう?」と。
あくまでも僕の考えですが、今の時代、30代の人が手にできる勝ちパターンなんて、僕は「存在しない」と思っています。
少し大げさな表現にはなりますが、今日の勝ちパターンも、明日の負けパターンになるくらいのスピード感で、今の時代は変化をしています。だからこそ、いつ出版された本だろう? どんな文脈で書かれているんだろう? と思ったのです。
今日勝つことができた一手(手段や攻め方)があったら、僕は「この一手で負けるとしたら、誰に、どんなふうに負けるだろう?」と考えます。そして、その答えが出せたら、次にどうすれば勝てるか? を考える。つまり、今回勝った一手と、次の一手は違う。やっぱり勝ちパターンは存在しないことになります。
「30代のうちに、自分の勝ちパターン“なんてないこと”を知れ」
これが、僕の答えです。