自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「信じるな」「疑うな」「確かめろ」

年始にボーッとツイッターを眺めていたら、どなたかがこんなフレーズを投稿されていました。
「信じるな。疑うな。確かめろ」

 

乗っかるようで恐縮ですが、そのとき僕は「この言い回しは使ってこなかったけど、無自覚に自分でいつも強く意識していることだなぁ」と、そんなふうに思い、全従業員を前にした年始の挨拶で受け売りをさせていただきました。

 

今の時代はただでさえ情報量が多く、入ってくる情報に大きな偏りがある。テレビや新聞で情報収集する人と、SNSやネットニュースで情報収集する人とでは入ってくる情報に大きな違いがあるし、周囲の人たちから情報収集するという人も、誰が周囲にいるかによって、同じ事柄でも入ってくる情報はまったく異なるわけです。

 

新型コロナウイルスの第6波が起きつつある現在においては、意図的に“惑わせよう”とする情報を発信する人や企業が増えるので、とにかく情報を間違った形でインプットしてしまう可能性が高くなります。そう、だからこそ大事なのは「信じるな。疑うな。確かめろ」なのです。

 

どんなに信頼している人からの情報でも、その人さえも情報に惑わされやすい時代なので、盲目的に信じてはダメだし、逆に「騙されてたまるか!」と構えすぎてしまうと、本当に有益な情報やチャンスを逃してしまう。だからこそ、自分自身で動き、確かめるしかないのです。

 

ニッポン手仕事図鑑は昨期、コロナ禍でも黒字で終えることができました(昨期も今期もギリギリのラインを渡っていますが…)。なぜ、黒字で終えることができたかというと、あらゆる情報が入ってきて、あらゆる行動の選択肢がある中で、僕は地道に自分自身で動き、確かめてきたからだと思うのです。その結果、誰かの正解が僕の不正解になることもあったし、誰かの不正解が、僕の正解になったこともある。

 

惑わされやすい時代だからこそ、自分自身で確かめることが大事。
最後にもう一度。

 

「信じるな。疑うな。確かめろ」