日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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「嫌な仕事はやらなくてもいい」かどうかは、自分で確かめて、自分で決めること

「嫌な仕事はやらなくてもいい」
はい、僕もできることなら、やりたくないです…。

 

でも、です。
「嫌な仕事はやらなくてもいいんだよ!」と、SNSなどで気持ちよく言い切ってくれる人たちに背中を押してもらっている人も数多くいると思いますが、44年生きてきた僕がひとつ言えるのは、「20代、30代の頃に、嫌な仕事をやってきたからこそ巡ってきたチャンスはあったし、令和の時代にも活かせるスキルが身についた」ということ。

 

具体的に書いてしまうと、当時の僕が嫌だと思っていた仕事がバレてしまうのでざっくりと書きますが、僕の運命を変えてくれた、コピーライターとして任された仕事(広告の仕事を「作品」と呼ぶのが好きではないので…)は、本当に嫌だった仕事を愚直に続けてきたからこそ巡ってきた仕事ですし、今、都道府県庁のプロポーザルに勝てるスキルは間違いなく、当時嫌いだったクライアントの仕事で培われたもの。だから僕は「嫌な仕事はやらなくてもいい!」という意見を否定はしませんが、今の20代、30代の人たちに対して、無責任に「嫌な仕事はやらなくてもいい!」と言い切ってあげることができないのです。

 

言い切ることで、「そうだよね! いいんだよね!」と同調して、僕に共感してくれる若い人が少しは増える気もしますが、嫌な仕事を避けた結果、その人たちの未来がもし暗いものであっても、僕には何の責任もないし、責任を取りたくても取れない。だから、SNSで「嫌な仕事はやらなくてもいいんだよ!」と、言い切る人が多いのだと僕は勝手に思っています。だって、何の責任も取らなくていいのに、ファンみたいな人が増えるのですから…。

 

「嫌な仕事はやらなくてもいい」かどうかは、誰かに言ってもらって、安心するものでも同調するものではないのです。
自分でやってみて、確かめて、自分で決めること。
念押ししておきますが、「嫌な仕事はやらなくてもいい」かどうかは、自分で1度経験してみて、自分で決めることなのです。