日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

1年後の仕事を、面白くする。[ 7年間、毎日更新中!]

「自分に興味を持ってもらう」と、「自分の心に正直に生きる」は、イコールだと僕は考えている

昨日たまたまふらりと立ち寄った、島根県浜田市の立呑「TOMOJI」。多くは語りませんが、最高のお店でした。料理や日本酒はもちろん、とにかく店主(と、お店の誕生ストーリー)が素敵で、笑いのセンスも抜群で。浜田市に行く機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてください。絶対に後悔はさせません。

 

お店の宣伝はこのくらいにして…。
僕にはその日、店主のほかに、もうひとつの素敵な出会いがありました。

 

カウンターの端っこで仲睦まじく飲まれていた、僕よりもおそらく年上の、シルバーヘアがお似合いのご夫婦。他のお客さんが帰り、僕らだけになった店内で自然と話すようになり、ご夫婦の趣味が自転車でのツーリングだという話を聞いたり、ニッポン手仕事図鑑の話をしたり…。とても楽しい時間になりました。名刺も渡して、Facebookでもつながり、今日の朝にはメッセンジャーでまた会う約束と、「手仕事図鑑は本当に素晴らしいお仕事。これから公開される島根の映像も楽しみにしています!」というお言葉までいただき…。

 

さらに聞けば、そのご夫婦は出雲市在住なので、たまにしか「TOMOJI」には来ることができないため、お店が空いているかを事前に電話で確認をしていたとのこと。で、実は店休日にしようと思っていたけど、ご夫婦が来るならと、店主は店を開けることにしたそうです。つまり、ご夫婦が電話をしなければ、僕は「TOMOJI」で店主と出会うこともなく、ご夫婦との素敵な出会いもなかったのです。まさに、一期一会。

 

で、その一期一会を振り返ってみて、僕が考えたこと。
正直、数年前の僕が同じ状況に置かれたとして、店主やご夫婦と仲良くなれたか? 「TOMOJI」が思い出のお店になったか?

 

答えは、たぶん「ノー」です。

 

なぜなら、自分の仕事に興味を持ってもらったり、相手が自分の話をしようとしてくれるコミュニケーションは、どんな会社で働いていて、どんな仕事をしているか? でなく、自分自身の話を、相手に正直に本音で話しているかが大事。

 

そしてそれは口から出てくる言葉で判断するのではなく、その人が自分の心に正直に生きているかを、相手は無意識に感じ取っていると僕は思っています。そう、だから相手に興味を持ってもらい、相手が自分の話をしようとするコミュニケーションは、「自分の心に、正直に生きる」ことからはじまると思うのです。

 

ニッポン手仕事図鑑をはじめる前の僕は、そこまで正直に生きていなかった(自分の本心にちょっと蓋をしながら生きていた)ので、たぶんそのときの僕に、店主やご夫婦はそこまで興味を持たなかっただろうし、自分の話もしなかっただろうな、と。

 

まもなく2021年も終わりますが、来年も「自分の心に、正直に生きる」を大事にして、そこからはじまるコミュニケーション(一期一会)を楽しみたいなぁと、そんなことを思った素敵な出会いでした。