自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

向き不向きより、前向きに

僕はライター、コピーライターとキャリアを積み、現在(が何かをひと言で言えないのですが…)の仕事をしているのですが、「文章を書く」という仕事に向いているか? と問われたら、正直向いていないほうだと思っています。

 

事実、小学校の頃から「文章を書く」ということで褒められたり表彰されたことはないし、国語の成績も平均よりも下でした。就職氷河期真っ只中の大学受験に全滅したあと、親に「スポーツ雑誌の記事を書くライターになりたい!」と伝え、専門学校への進学を志願したときも、「一番向いていない仕事じゃないか?」と心配されたくらいでした…。

 

それでもまあ、何とか零細企業の編プロに滑り込み、フリーペーパーのライター(兼デザイナー)としてキャリアをスタートさせ、転職してコピーライターになることができました。今は子ども向けの伝統工芸に関する書籍や原稿を書くくらいですが、企画書を書く機会もあるので、今までの経験は生かせていますし、ある程度の経験を重ねてきたことによって、ときどき文章を褒めてもらえるようにもなりました。何とかなるものです。

 

で、ここで僕が特に若い人たちに伝えたいのは、やりたいことがあるのに「向いていないのでは…」と不安になり、一歩を踏み出すことができないなら、向き不向きなんて考えず、“前向き”に動いていこう! まずはやってみよう! ということ。少し無責任に聞こえてしまいますが、僕はそう思いますし、最後に伝統工芸の職人さんたちがよくおっしゃっていることをお伝えして、今日は終わりにしたいと思います。

 

「向き不向きなんて、10年やってみたってわからない」

 

そう、だから前向きに。向き不向きなんて、考えずに。