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「“心理戦”でヒューマンエラーが起きないようにできないか?」を実験する

ここ半年くらいの間、僕はある(しょーもない)実験をしていました。
どんな実験かというと、ホテルの大浴場へ行ったとき、大浴場入口の靴箱に置いた自分の部屋から履いていったスリッパを間違って持っていかれないようにするためにはどうすればいいか? という事案についての実験です。

 

最近は番号札のクリップが置いてあったりしますが、そういった工夫ではなく、ロッカーまで持っていけばいいというパワープレーでもなく…。人間の心理的に持っていかない(持っていきづらい)ようにする方法を考えてみたのです。

 

僕のスリッパを間違って履いていく人の中にも、自分のスリッパをどこに置いたかを忘れて、適当に取りやすい位置に置いてあるスリッパを履いていく人もいれば、置いた場所は覚えているのに、そのときに一番取りやすい場所にあるスリッパを当然のように履いていく(自分勝手な)人もいます。もちろん、ただ単に置いた場所を勘違いしている(本人は自分が置いたスリッパを、ちゃんと取ったつもりになっている…)人もいる。そう、誰かのスリッパを履いていく人にも、いろいろといる。

 

僕はいつも置きやすい(つまり、取りやすい)位置にスリッパを置くので、頻繁に間違って持っていかれていました。
一時期はそれが嫌で脱衣場まで持っていくことも考えたのですが、何かそれは負けたような気がしてしまい、番号札のクリップも同じように負けた気になるので、僕は“心理戦”を仕掛けることにしました。それも、スリッパを取りやすい=間違って持っていきやすい場所に置いてあるのに、間違って履いていかれないようにする方法を…。

 

で、どうしたかというと、スリッパを“2足分ほど離して置く”ことにしたのです。
つまり、置いた2足のスリッパの間に、並べて置いたスリッパ1セット分のスペースをつくるのです。結果、まあまあな頻度で出張へ行き、大浴場付きのホテルに宿泊しているのですが、それからは1度も間違って履いていかれたことはありません(その理由については、皆さんで考えてみてください)。ちなみにひとつ補足をしておくと、スリッパを置くスペースに十分な余裕があるとき限定の実験です。スペースに余裕がないのにそんな置き方をしていたら、ただの迷惑者ですから…。

 

説明だけで長くなってしまいましたが…。
こんなふうにして僕は、工夫ではなく、“心理戦”でヒューマンエラーが起きないようにできないか? という実験をしています。こういうしょーもない実験(と、その結果)が「相手の気持ちを考えるトレーニングになったりするのです。