自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

来年の結果は、もう出ている

これは読者に対して伝えたい…というよりも、自分自身に対して、定期的に言い聞かせておきたいこと。

 

それは、「花は、急に咲かない。実は、急に生らない」ということ。

 

すべての植物に言えることで、小学生でも知っていることですが、種を植えてもすぐに花は咲かないし、苗を植えてもすぐに実も生りません。
これはビジネスも同じで、今この瞬間に咲いている花は「1年前(あるいはそれ以上も前)に種まきされたもの」で、今この瞬間に実を結んでいることも、1年前に種まきされたものだったりする。誰かが結果を出していることを羨ましく思い、焦っても、それはその人が1年前から種を蒔き、大切に育ててきた結果なのです(ちなみにニッポン手仕事図鑑の話をすると、年明けの2022年1月に7周年を迎えますが、1年目に蒔いた種が、ようやく芽を出してくれたというものがあるくらいです…)。

 

つまり、少し大げさに書くと、「来年の結果は、もう出ている」のです。
なぜなら、今この瞬間にやっている種まき(=地道な行動)が、1年後の今、成果として出るからです。そう考えると、少し怖くなったりもします。

 

でも、ここで大事なのは「はあ…」とため息をつき、がっかりすることでなく、「今、種まきをはじめる」こと。
「大事なものは、たいてい面倒くさい」と、あの宮崎駿監督も語っていますが、芽が出る「種まき」も面倒くさいものが多い。だから多くの人は種まきをせず、結果が出ない日々を嘆くわけですが、結果を出している人たちはいつもいつも、未来につながる種を蒔いている。そう、面倒くさいことをやっている。

 

今できる、来年の結果につながる面倒くさいことは何でしょうか?
やるべきは、そこだったりするのです。