「苦労」という言葉をインターネットでパパっと調べてみると、面白いことがわかります。
「精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること」と、少々ネガティブな表現で書かれている辞書もあれば、「物事がうまくいくように、精神的・肉体的に励むこと」と、ポジティブに書いてある辞書もある。
「苦労する」という状況が誰にとっても決して楽しいものでなく、苦しく、大変な状況であることには変わりませんが、捉え方ひとつで「苦労」という言葉の意味は、ほんの少し変わったりする。
ただただ今の苦しさにフォーカスするか、未来の希望を見つめるか。
これは決して、「今の苦しさに無理して耐えろ!」「苦労は買ってでもしろ!」ということを言いたいわけではありません。そのときの捉え方が少し変わるだけで、支えてくれる人たちに感謝できるようになるといった余裕も生まれるし、その中で今何ができるのか? と、思考はもちろん、次の行動もポジティブになる。苦しい気持ちは同じでも、思考や行動が変われば、結果(=未来)が変わる。どうせ苦労するなら、その先の未来は少しでも明るいものにしたいと思うのです。だから、言葉の捉え方は大事。
僕は同じ言葉(単語)でも、捉え方が変われば、大げさでなく、人生は大きく変わると思っています。
皆さんの頭の中にある辞書には、「苦労」という言葉はどのように解説されているでしょうか?「苦労」だけでなく、他の言葉についても、自分の辞書の中ではどのように解説されているかを1度考えてみると、明日からの気持ちの持ち方、思考、行動が少し変わってくるかもしれません。