自分自身で何の根拠もなく「俺はやればできる奴だ!」と念じ続けても、やればできる奴にはなれません。また、周囲の人から何の根拠もなく「やればできるよ!」と言われても、やっぱり「やればできる奴」にはなれないのです。
そこには何が足りないか? そう、「根拠」です。
人は、セルフイメージに近い人間になっていくと言われます。
だから、仕事で上手くいったときのこと、相手が喜んでくれたことをしっかりと記録しておき、定期的に振り返ることが大事。そうすることで、「あれ、俺って少しはできる奴かもしれない…」と思えるようになり、振り返れる記録が増えれば増えるほどに、「あれ、俺って意外にできる奴じゃね?」になる。それは過去の自分が出してきた結果であり、誰かに喜んでもらえた過去。
上手くいったとはいえ、大きな成果ではなかったとき、相手は喜んでくれたけど、歓喜してくれたわけではないときほど、自分の記憶から“その事実”が消えていきやすい。大きくても小さくても、上手くいったのは事実で、相手に喜んでもらえたのも事実。だからしっかりと、記録していきましょう。
そして、しっかりと定期的に振り返ってみましょう。
きっと「少しはできる奴かもしれない」に変わり、最後には「たぶん、できる奴だ!」と思えるようになる。もちろん、積極的にチャレンジを続けて、小さくても結果を出し、誰かに喜んでもらえることが大前提。その積み上げでしか、自分自身を「やればできる奴」だと信じられるようにはならないと思うのです。