自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「誰からも嫌われたくない」と思うから、嫌われる

これはよく言われていることですが、人から嫌われる人は「誰からも嫌われたくない」と思う人で、言い換えると「誰からも嫌われたくない」と思っている人は周囲の人から嫌われる。心理学でもごくごく普通に語られていることだったりします。

 

詳しくはネットで検索していただくとして…。

 

ざっくりと解説すると、「相手にどう思われるか?」が気になりすぎると、相手に合わせて、言葉や態度が変わります。つまり、相手から見ると、本心が見えない人になる。あるいは人に嫌われることが怖くなりすぎると、自分の口(やSNSでのやりとり)から出てくる言葉はもちろん、自分の素の感情(=弱み)などが出せなくなる。結果、「あの人は何を考えているかわからない…」「本心は違うところにあるのではないか…」と思われるわけです。

 

人間の心理として、何を考えているのかわからない人と接すると、ストレスを感じたり、心が疲れてしまう。だから、その人が好きになれず、その人から離れようとしてしまうのです。

 

嫌われたくなかったら、まずは「出すこと」だと僕は思っています。
何を出すか? とにかく言葉と態度で、素の感情や弱さを出すのです。もちろん、相手への配慮を持って、です。

 

素を出した結果として、離れていく人、自分を嫌う人がいたとしてもそれは仕方ない。でも、素の感情や弱さを出すと、何を考えているのかよくわからない人、本心が見えない人ではなくなるので、離れていく人と同じくらい(いや、それ以上かもしれません)自分と相性がよく、自分のことを好きになってくれる人が集まってくる。

 

どんなに“いい人”でも、全員に好かれるのは不可能なこと。誰からも嫌われたくないと考えるのでなく、まずは素を出せる自分でありたいと考えてみる。数は少なくても、きっと目の前に、素の自分を認めてくれる人が現れてくれるはずです。