自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「企画が潰れた要因を“潰す”」ことで、企画はよりよくなる

年明けに愛知県の商業施設で、子ども向けのワークショップを開催することになりました。
でも本当は、年内に開催する予定だったのです。それがいくつかの要因が重なり、時期がズレ、企画そのものも再検討することになり…。

 

こういうとき、多くの人は「いい企画だったのに、もったいない…残念だ…」と考えて、代案を考えます。でも多くの場合、その代案がよくなることはありません。なぜなら、「いい企画(ベストな企画)が潰れて、代案はそれ以下のもの」という気持ちになっているからです。皆さんはどうでしょうか? そのテンションで考えた企画が面白くなることはないのです。企画はスキルだけでなく、プランニングする人の気持ちが結構反映されるものです。

 

僕にはありがたいことに、「企画が何らかの外的要因で潰れた結果、企画がよりよくなった」という現場を見てきた過去があります。お世話になってきた先輩や上司がそういうシーンを見せてくれたことによって、「企画が潰れた要因を“潰す”」ことで、企画がよりよくなることを知っている。だから企画が潰れたときは逆に、もっと面白くできるかも…と期待してしまうのです。

 

同じレベルの人が、同じクオリティの企画を考え、同じ要因で企画が潰れたとしても、そのあとに出す代案のクオリティが大きく変わることがある。その違いはそう、メンタルにあると僕は考えています。「ベターな企画を出す」と考えるか、「よりベストな企画が“出せる”」と考えるか。

 

「企画が潰れた要因を“潰す”」ことで、企画はよりよくなる。
覚えておいて損はないです。