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セブンイレブンの『しっとりバウムクーヘン』は、なぜ『しっとりバウムクーヘン』というネーミングになったのか?

セブンイレブンの『しっとりバウムクーヘン』は、とにかく美味しいバウムクーヘンを追求した結果、「しっとりしていた」ので、その“魅力をわかりやすく届けるため”にそのネーミングになったのか? それとも、『しっとりバウムクーヘン』というネーミングを決めたうえで、そこを目指して開発を進めたのか?

 

皆さんは、どちらだと思いますか?

 

正解は…僕も知りません。どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
で、今日のブログで書きたかったのは、どちらが正しいアプローチなのか? ではなく、「どちらのアプローチも覚えておくといいよ」という話です。

 

僕は今、企業や地域の課題解決に向けた新しいプロジェクトを立ち上げたり、サービスや商品を開発したりと、企画やアイデアを考え、それを実行して目指す結果を出していくというお仕事をしていますが、自社プロジェクト、または民間企業や地方自治体からいただくお仕事を問わず、“どちらからも”アプローチしています。

 

「どちらのアプローチも覚えておくといいよ」というのは、与えられたミッション(=解決するべき課題)によって、アプローチを変えたほうが結果につながるからです。ざっくりとした書き方になってしまいますが、激戦区のバウムクーヘン商戦の中で「しっとり」が大きなマーケット(ニーズ)として存在しているのか? あるいはまだ小さいのか? によってアプローチは変わりますし、そこにマーケットがあったとしても、すでに可視化されているニーズを追うべきか、新しいニーズを喚起するべきかによって、アプローチが変わるということです。そう、課題や目的が変われば、アプローチは変わる。

 

僕は与えられた課題に対して、このように日々アプローチを変えて企画やアイデアを考えているのですが、それはさておき、「どうして、このネーミングなんだろう?」と手に取った商品について考えてみるだけで、コンビニに立ち寄った時間がちょっとしたトレーニングの時間になったりします。移動中の暇つぶしなどにどうぞ。