成功者Aさん
「このやり方で大成功しました!」
と、ある人に教えてもらったとき、「よし、私もやってみよう!」と考える人は多いと思いますが、でも、こう言われたらどうでしょうか?
成功者Aさん
「このやり方で大成功しました! “ただ、このやり方で失敗した人は、たぶん1万人はいる気がします”。でも、僕は成功したのです!」
そう付け加えられたとき、あなたはそれでも「よし、私もやってみよう!」と決断して、動くでしょうか? それとも「……」と黙ってしまい、行動に移せずに終わってしまうでしょうか。どちらだと思いますか?
もし黙ってしまい、行動に移せないとしたら、おそらくどんなに有益なアドバイスや再現性の高い方法論を教えてもらっても、きっと“上手くはいかない思考”になっています。
なぜ、上手くいかないか?
それは「成功したい(=結果を出したい、喜んでもらいたい)」ではなく、「失敗したくない」に意識が向いているからです。
どんなに有益な情報だったとしても、その情報を手に入れただけでは成功しません。情報はあくまでも方向性を示してくれる(“大きく”間違った方向に進まないように教えてくれる)だけで、その後の判断と行動によって、成功する確率は上がりも下がりもします。そして、“その後の判断と行動”とは、あなたの思考が決める。同じ情報を手に入れても、成功するAさんがいて、失敗するBさんがいるのは「成功したい」と「失敗したくない」の思考から生まれる、判断と行動の違いだったりするのです。
同じ情報を持っているふたりの結果も、情報を手に入れたあとの判断と行動が変われば、大きな差が生まれる。そう、大事なのはどんな情報を手に入れたか? ではなく、その後の判断と行動なのです。そこを意識していれば、たとえ有益な情報が回ってこなくても結果はついてくる…僕はそう思っています。