日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

明日のヒントと、実行力の磨き方[7年間、毎日更新中!]

あなたが今はじめようとしているプロジェクトは、なぜ上手くいかないのか?

僕らは今、全国各地で「後継者育成インターンシップ」というプログラムを開催しています。
メンバーの人件費もかかりますし、旅費交通費等の経費もかかるので、お仕事としてご依頼をいただいて進めているプロジェクトです。冒頭で全国各地と書きましたが、これから来年3月までには福島県、長野県、愛知県、福岡県、佐賀県と開催して、来年度もすでにいくつかの産地で開催が予定されています。

 

僕らはその「後継者育成インターンシップ」について、具体的にどんなことをやっているか、どこに成功のポイントがあるかを普通に公開しています。そうすると必ず、「真似されたら…困りませんか? お仕事がなくなる不安はないのですか?」と、そんな質問をされたりします。

 

まずは綺麗事ではなく書いておくと、今は全国各地で深刻な後継者不足が起きていて、後継者を育成できるタイムリミットが近づいている産地も少なくありません。ですので、真似してくれる企業がいるなら、正直、大歓迎ではあるのです。そう、後継者問題については産地にはそんなに残された時間はなく、僕らのマンパワーでは限界がある…。むしろ、誰かがやってくれるのは、とても喜ばしいことなのです。

 

でも、です…。
「結局は真似されたくないから、そう書くんでしょ?」と言われてしまいそうですが、「真似は簡単ではない」と思います。事実、ある自治体の後継者プロジェクトのプロポーザルで僕らと競合になった企業は、僕らと大差がついてしまいました。それは僕らがすごいのではなく、たったひとつ、シンプルな理由があるのです。

 

答えは、「助走していない(助走期間がない)から」です。

 

僕らは今年突然、「後継者育成インターンシップ」を思いついたのではなく、2018年から準備と試行錯誤を続けています。そう、それが助走期間。その助走期間があるからこそ、今トップスピードで走れるわけです。トップスピードとはつまり、成果につながる方法論がわかり、行動力とスピードが出せることです。

 

これは僕らだけの話でなく、成功しているビジネス(=プロジェクト)の多くは、実は数年前から助走をはじめているのです。そして、トップスピードに乗っている「今」がある。

 

でも、ビジネスが上手くいかない人の多くは、少し先で成果を出している人たちを見て、僕らも走って(真似て)みよう! と考える。ただ残念なことに、「よーい、ドン!」で走りはじめたとき、3メートル先を走っている人たちはすでにその30メートル前から走りはじめているのです。今スタートしたばかりの人と、30メートル走ってトップスピードに乗っている人。そのときは3メートルくらいしか差がないように見えても、スピードはまったく違うのです。だから、どんどん離されていく…。

 

結果、すぐに諦めて、また別の相手を見つけて走り出そうするのですが、またトップスピードに乗った相手にぐんぐんと離されていくだけなのです。
ビジネスが上手くいかない人は、これを繰り返すから上手くいかない。ビジネスは短距離走と同じで、いきなりはトップスピードには乗れない。助走期間が必要なのです。そう考えて、今のビジネスを考えてみることをオススメします。