日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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ヒマワリが大人気のとき、タンポポを植える勇気はありますか?

今日は、今読んでいる『1分で心が震えるプロの言葉100』から、秋元康さんの言葉を引用させていただくところからはじめます。

「今流行っているものは、1年前に植えられていたということです。例えば今、ヒマワリが高値で取引されているとして、ヒマワリを今から植えたらみんなと同じです。待っているのは、暴落しかない。必要なのは今、タンポポを植える勇気なんです」


これはつまり、今の時代のニーズを「追いかける」のではなく、次の時代のニーズを「つくる」という意味。
とはいえ、せっかく植えたタネから芽が出て、育ち、ようやく大きな花を咲かせた(大きな実をつけた)としても、ニーズがなければ価値はない。「会いに行けるアイドル」という花も、咲いたあと、多くの人の目に触れるまでは価値を感じてもらえるのか、多くの人に求められる存在になれるかはわからなかったのです。

 

そんな大きな不安が渦巻く中でも、今流行っているヒマワリではなく、次のヒットを生み出すためには、タンポポのタネを植え続けるしかない。

 

ヒットメーカーと呼ばれる人の多くは、自分自身のことを「成功の影に、その何百倍もの失敗がある」と語っていたり、「1勝9敗」と語っていたりします。つまり、誰にも注目されていない花を咲かせていたり、ときに途中で花を枯らせたりしているのです。もちろん、誰にも見向きをされなかったとしても、花を育て、咲かせた経験や知識があるので、すべてが無駄になるわけではありません。それでも悔しい思いを噛み締めながら、次に咲かせたい花のタネを植えるのです。そう、その繰り返し。

 

先日、ふたりの職人さんとお話をしているとき、「『ニッポン手仕事図鑑からついに声がかかった!』と、本当に嬉しかった!」「職人界隈では(ニッポン手仕事図鑑は)有名ですよね!」というお言葉をいただきました。大げさでなく、本当に涙が出るくらいに嬉しかった。

 

それでも6年9ヶ月前、僕はこんなふうに思っていたのです。
「この花が咲いたとき、誰かが喜んでくれるだろうか? そもそも、この花は咲くのだろうか?」と。

 

今、タンポポを植える勇気は、ありますか?