日刊「自分の仕事は、自分でつくる」

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「みんなが改善できないこと」が、ビジネス本になる

本屋さんでビジネス書を眺めていると、同じような本がたくさん並んでいます。
たとえば、「先送り(先延ばし)」を改善しよう! 系の本なんかはとても多い(余談ですが、最近はお金に関する本が多くなった気がします)。

 

もしかすると、皆さんも1回は読んだことがあるかもしれませんが、先送りしてしまう癖や習慣は、本を読むことで改善されたでしょうか?
たぶん、改善されていないと思います(僕もです…)。そう、本屋で何冊も類似の本が出ているテーマは基本、「多くの人が改善できないこと」なのです。だから、売れる。

 

わかりやすく書くと、本を読んで、本に書いてあったことを実行する人は、全体の2割だと言われます。となると、100人いたら、先送りを改善するアクションを起こす人は20人。80人はアクションを起こさないので、先送りは改善されない。

 

さらに書くと、行動した結果、改善される人も感覚値ですが、その中の2割程度。つまり、本を読んで先送りしてしまう癖を改善できる人は、100人中4人。全体の4%(正直、そんなにいない気もしますが…)。改善できなかった96%の人は、また別の本に手を伸ばすわけです。「先送りする癖をなおしたい」と心の中でつぶやきながら…。

 

「みんなが改善できないこと」が、ビジネス本になる。

 

だから僕は改善しようとするのではなく、そういったテーマ(=自分の課題)は改善できないことだと認識して、動けばいいと考えるタイプです。
たとえば、仕事で大事なことは、納期にしっかりと間に合い、相手が喜ぶクオリティに仕上げ、結果を出すこと。“先送りしても”納期に間に合えばいいし、相手が満足する結果を出せればいい。つまり、先送りをしてしまったとしても、どうやったら結果を出せるかを考えたほうが早いのです。

 

何かを改善しようとして、でも改善できずに本を読み続けるくらいなら、改善できないままで目的を達成できる方法を考えたほうがいい。僕は基本、本を1冊読んで改善できなかった課題については、こんなふうに考えるようにしています。