3連休の中日で、ブログを読む人も少ないと思いますので、今日は少し夢のない話を書きます(と言いつつ、最後は夢のある話を書きますが…)。
僕がニッポン手仕事図鑑を立ち上げたのは、2015年1月。
そこから必死に、それこそ死ぬ気でやってきた結果として、2019年1月23日に「株式会社ニッポン手仕事図鑑」を設立することができました。正直、僕のわがままと情熱だけで産声を上げたニッポン手仕事図鑑が、知名度は今でもまだまだゼロに近いものの、47都道府県に知っている人がいる状況になるなんて…必ず実現するつもりで動いてはいましたが、実現できる自信はありませんでした。
でも今は本当にありがたいことに、職人さんたちから「手仕事図鑑が頑張っているのが励みになる!」と言ってもらえたり、さまざまな企業さんからオファーをいただき、新しいプロジェクトがはじまったりもしています。そして何よりも嬉しいのが、求人募集もしていないのに「ニッポン手仕事図鑑で働きたい!」と言ってくれる人が出てきたこと。今一緒に働いている近藤くんや藤本さんはまさに、自分から連絡をくれて、入社してくれたメンバーです。
と、ここまで書くと「すごいですね!」「きっと儲かってますよね!」と言われたりもするのですが、僕の給料はごくごく一般的な水準です。まあ、このご時世で家族の生活が守れているので、個人的にはありがたいですし、「いざ勝負!」というタイミングでは会社が僕に投資をしてくれるので、そこもありがたい。
で、夢のない話になりますが(最後に夢のある話を書きます!)、僕の給料は株式会社ニッポン手仕事図鑑の親会社である株式会社ファストコムからの報酬で、株式会社ニッポン手仕事図鑑の代表取締役としての役員報酬は…「0円」です。会社設立時から今まで、0円なのです。
「ニッポン手仕事図鑑で働きたい!」という人が増えている中で本当に夢のない話ですが、やっぱり報酬をもらうのは、まずは産地に貢献して、結果を出してからだと個人的には思っています。そう、報酬は結果を出してから。頑張っているだけでは、報酬はもらえないのです。
でも最後に夢のある話を書いておくと、僕はメンバー全員、満足行く報酬が手にできるように日々考え、動いています。メンバーには気兼ねなく好きな場所に行って、好きな物を買い、興味のあることに積極的に経験できる経済力を持ってもらいたい。そしてもちろん、僕自身もそうなりたい。家族の生活が豊かで、迷わず好きな人たちに会いに行けて、自分自身の未来にもしっかりと投資できるようになりたいのです。でも、それもこれもまずは産地の役に立ってから、なのです。